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購入済PSNタイトルの移行 PS4では計画なし

Engadgetで、SCEワールドワイドスタジオ社長の吉田修平氏が現在販売されているPSNタイトルをPS4に移行できないと語ったことを伝えていました。

PS4発表から一夜明けた今朝(アメリカでの話です)、吉田修平氏は現行のPSNタイトルをPS4に移行できないことを認めました。つまり、アーカイブスなど現在購入済のコンテンツはそのままPS4でプレイできるような仕組みにはなっていないようです。

PS3のゲームは、それがブルーレイ版、ダウンロード版に関わらずPS4とは全く互換性はありませんが、それについては「何らかの形で」(Gaikaiの技術を利用したストリーミング方式のクラウドゲーミングだと思われる)プレイできる環境を提供するとしています。

PS3のゲームに関して言えば、PowrPCベースのPS3とx86ベースのPS4とでは全く異なり、仮にソフトウェアエミュレーションするにせよかなりのプロセッサパワーを必要とするので物理的にも容易な話ではありません。

また吉田氏によると、SCEとしては「長期的には」サーバー側で処理を行うクラウドサービスで昔のタイトルのライブラリ(アーカイブス関連の話だと思われる)の充実を目指したいとしているため、PS4発売時からクラウドサービスによる過去のタイトルが充実しているということはなさそうです。

また、”昔のタイトルのライブラリ”についてはJoystiqによるとPS4のパワーであればPSOneタイトル程度は難なくエミュレーションで実行できるが、現時点ではその計画も存在しないようです。

吉田氏は、現時点でエミュレーションに関する検討を現段階ではしていないことを認めています。

「(PS4でPSOneを起動するには)方法は2つあります。1つはエミュレーション、もう一つはクラウドサービス。でもネイティブサポートに付いて申し訳ないのですがありません。エミュレーションの実現は技術的には簡単ですのでやろうと思えばできます。お客様の購入履歴は分かる訳ですから。今はサービスプランを検討中ですのでまだ決定はしていません。」

つまり、PSNで購入したゲームはPS3専用タイトルの場合は絶対にエミュレーションは不可なのでクラウドサービスによる提供、PSOneなどのタイトルに関してはそのままPS4へ移行してプレイという選択肢こそないが、あとは今後の検討次第ということのようです。確かに全部クラウドサービスにすると、ラインナップ充実にはかなり時間がかかりそうです。

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