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猫とソースと遠隔操作 NAND DUMPER for 5.70 by teck4

teck4のblogで、teck4氏がシステムソフトウェア バージョン5.70(発売時の初期ファームウェア)であるPSP goのNANDメモリーをダンプするためのユーティリティNAND DUMPER for 5.70 v1をリリースしていました。なお、この記事は時事問題を取り上げてます。

これはPSP goのNAND Flashメモリーをメモリースティックまたは内蔵Flashメモリーにダンプして保存するためのアプリケーションです。PSP go発売時の初期ファームウェア5.70用です。

使い方は以下です。
1. nand_dumperフォルダをPSP goのms0:/PSP/GAME/ (内蔵Flashメモリーにインストールする場合にはef0:/PSP/GAME/)にコピーする
2. XMBに表示されたNAND DUMPERを起動する
3. ボタン操作は以下

4. ダンプされたNANDファイルはms0:/nand-dump.bin(内蔵Flashメモリーにインストールした場合にはef0:/nand-dump.bin)に保存される

PSP goを初期ファームウェアのまま所持しているユーザーがどのくらいいるのか分かりませんが、もし発売されてすぐPSP go買ったけれど、ゲームをダウンロード購入していないし、アップデートした覚えがないという方に限り、「買ったときの状態に戻す」ためのNANDダンプを入手できる、というものです。

そもそもPSP goはNANDを書き戻す作業はパンドラバッテリーが使えないPSPですのでかなり危険が伴う作業です。自分で試したteck4さんの勇気には敬意を表しますが、NAND書き戻し自体あまり万人に勧めることができません。

あくまでも5.70のPSP goを持っているならば念のためにNANDをバックアップしておきましょう、という用途に使うのがNAND DUMPER for 5.70です。

とはいっても、PSP goがbrickしてしまったらそのNAND書き戻しも実はできませんのであくまでも”念のため”です。もちろんPSP goを5.70へ戻したいと言うチャレンジングスピリッツをお持ちの方は玉砕覚悟で試してみる分には私は止めませんw

なお、他の個体のNANDダンプを決して自分のPSP goに書き戻さないでください。100%brickしてPSP goがただのモックアップになります。

以上が本筋の記事ですが、以下はジョーク記事ですので適当に読み飛ばしていただいて結構です。

今回のNAND DUMPER for 5.70 v1のポイントは以下の2つです。

1:ソースコードが同梱されていない

nand dumperに「ソースコード」を付けてないのはブタ箱行き回避のため。

これは遠隔操作ウイルス事件で、威力業務妨害容疑で逮捕された片山祐輔容疑者が、年明けに報道関係者らに宛てたメールに記していた通り、江の島にいた猫の首輪からウイルスのソースコード(名古屋市内の会社で遠隔操作に使われたウイルスと一致)が記録されたメディアが見つかりました。

それを伝えた一部メディアが、”「ソースコード」イコール「遠隔操作ウイルスのプログラム」との誤解を与えかねない”「ソースコード」と呼ばれる遠隔操作ウイルスのプログラム”という表現の記事を掲載したことに起因するジョークです。

コーディングを知らない人が聞いたら、確かに勘違いする表現です。

「ソースコードを作成した、あるいは配布したということは、つまりウイルスを作ってばらまいたということですね。」

となる恐れがあったのでソースコードを同梱できなかったとか。いわゆる風刺ですね。

少なくともソースコードと書かずに「設計図」と書いているメディアはまともです。「図」ってのも変ですが。

2.分かる人にしか分からないモジュール名


NAND DUMPERにはEBOOT.PBPとpizza.prxが含まれています。ピザですよ、ピザ。teck4さんは最近ピザ作りにはまっているようですが、どんなモジュール名付けるのかは開発者の裁量なのです。

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