PS3Haxで、Abkarino氏がPS3の光学ドライブエミュレータ3k3y向けのPS3ブルーレイディスクリッピングアプリケーション3k3y Ripperをリバースした3K3Y Ripper Hackedをリリースしたことを伝えていました。
3K3Y Ripperは3k3y公式サイトで配布されているブルーレイディスクのリッピングアプリケーション(最新バージョンは3k3y Ripper v1.02)で、公式説明によると
「PS3ディスクのリッピング/復号/再暗号化のためのWindowsソフトウェアです。」
となっています。
Abkarino氏はこの3K3Y Ripperをリバースしてソースコードを公開しました。ユーザーが任意に3K3Y Ripperベースのリッピングアプリケーションをビルドすることができるようになります。
PCで使いますので3k3yがないと使えないというものではないと勘違いしがちですが、現在PS3のブルーレイディスクリッピングは”3K3Y Ripper PCB”という基板をPS3のブルーレイドライブと接続し、”3K3Y Ripper PCB”にあるmicroUSBポートとPCを接続することにより”3K3Y Ripper PCB”経由でPCとブルーレードライブを繋げてリッピングを行う仕組みです。PS3のブルーレイドライブは外部から電源を供給する必要があります。
この仕組みでリッピングを行うのが3k3y Ripperです。事実上”3K3Y Ripper PCB”に相当するハードウェアが必要になりますので現時点では3k3yユーザー専用とあまり変わりません。
この事態を受けて、当然3k3yチームは盗むなという非難抗議をしていますが、製品として販売するハッカーとコミュニティで無償共有を重視するハッカーの対決は今に始まったことではありません。