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今度はPlayStation 4 “Orbis”の資料流出 開発機スペックも判明

Kotakuで、コードネーム”Orbis”と呼ばれるPlayStation 4の開発機資料が流出し、そのスペックが明らかになったと伝えていました。

VGleaksが公開した次期Xbox “Durango”のスペックに続き、今度はコードネーム “Orbis”と呼ばれるPlayStation 4のスペックが流出です。

今回の情報は匿名筋からの提供ではなくソニー公式の90ページにも及ぶOrbisのPDF資料の流出によるものです。

この資料をKotakuに見せたのはかつて以前eBayにDurangoの開発キットを出品していたSuperDae氏です。2度もこんなことして大丈夫なのでしょうか。

ソニーの次世代機は今年の末か来年2014年と言われていますが、このような情報が流出する時点で発売は遠い未来の話ではないことは過去の歴史から間違いない事実と言えるでしょう。

スペック

それではその流出したPS4 “Orbis”のスペックを見て行きましょう。ただしその前に、これは市販型PS4のスペックではなくPS4開発キットのスペックです。とはいうものの市販型と大きくかけ離れたものではないと思ってください。

PS4 “Orbis”の開発キットはモデルナンバーDVKT-KS000K、2013年1月のバージョンです。2012年3月に登場したという初期の開発モデルとは一部変更があったようです。

HDD容量が少ないです、これは開発でゲーム起動に必要な容量のマシンだからです。市販型はもっと大きな容量になります。Ethernetが2ポートというのも開発機環境が故です。

ヘッドフォンジャックがあるという情報もありますが、これは開発機だからなのか市販モデルにもあるのか不明です。

コントローラー

初代PlayStationからソニーは基本的には同じデザインのコントローラーを採用し続けています。開発キットではSixaxisとDualShock 3コントローラーをサポートしているためその流れはPS4でも変わりません。PS4のコントローラーはPS3のそれと内容はほぼ同じです。資料にはMoveコントローラーも記載されていますのでWiiリモコンのような操作体系も持ち合わせているようです。

PS4では新型コントローラーも開発されていますが、機能的には現行のものと変わらず○×△□ボタンに2つのアナログスティックとLRトリガーも存在します。

一方でコントローラーには「Playstation Vitaと同じユーザーインターフェース哲学を模して」タッチパネルを搭載し、生体認証センサーも搭載との情報もあります。Vitaの背面タッチパネル同様PS4コントローラーにも背面タッチセンサーを搭載し、タッチパネルは2点マルチタッチ対応、十字パッド自体がクリックできるようになっているとの追加情報も存在します。

もちろん最新のモーションセンサー内蔵でバイブレーション機能も存在。RGB LEDライトなるものもあるようです。

そしてDualShock 3にはない”Share”という共有ボタンが一つ増えます。これはそのボタンでツイッターやFacebookへ投稿しゲームの楽しさを共有するために使います。Kotakuではスクリーンショットを投稿するのではないかと予想しています。

アカウント

ソニーはPS4でユーザーアカウントというものを変えようとしています。PS4 “Orbis”ではゲーム機本体の所有者という考え方から脱し、ゲーム機1台で1つのアカウントを使ってログインするのではなく複数のユーザーが同時にログインするようになります。つまり、つまり1台のPS4に同時にログインできるユーザーが複数存在することになります。これによりコントローラーとユーザーアカウントが紐付けされ、それがプレーヤーのアカウントと連動して1つのゲームに複数のユーザーが個別にログインしてゲームの操作ができるようになります。コントローラーをPS4に接続すれば自分のアカウントでログインできるようになります。

1つのアプリケーションで4人までログイン可能で、例えば4人のプレーヤーが協力してボスを倒すと4人ともトロフィーを獲得できる、といったことも可能になります。

最初に書いた通り、これは開発機の情報で現時点での内容になりますので市販機では変更になる可能性もあります。ソニーのCEOである平井一夫氏もPS4早期発売を否定したこともあり発売は来年以降ではないかと予想していますが、ひとまずは今年のE3までには雰囲気が見えてくるのではないでしょうか。

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