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PlayStation 4 “Orbis”でソニーはDUALSHOCKと決別 生体認証センサーやタッチパネル搭載か

CVGで、ソニーが初代PlaySationの時代から採用し続けて来たDUALSHOCKシリーズの形状のコントローラーとPlayStation 4で決別すると伝えていました。

ソニーのゲーム開発に携わる、ある中堅ゲームスタジオの情報筋によると、次世代PlayStationのコントローラーは様々な種類が開発されており、当然PlayStationの代名詞とも言えるDUALSHOCKに似たものも存在するそうです。

ソニーのR&D部門ではかなり多くの検証を行い、結果としてPS4のコントローラーのグリップ部分に生体認証センサーを搭載し、更にコントローラーにはLCDタッチパネルを搭載することになりました。

また、ソニーに関連する業界の別の情報筋によると、PlayStationのエンジニアは「Playstation Vitaと同じユーザーインターフェース哲学を模そうとしている」と表現していたそうです。タッチスクリーンのことを意味していると思われます。

更にコードネームがOrbisと呼ばれるこの新型ゲーム機が公開されるのは何週間後というレベルであり、何ヶ月後という単位ではないとの情報も。

これに対してソニーはコメントを拒否しました。

DUALSHOCKはソニーのPlayStationのメインコントローラーの座から降りることになりましたが、Wii UのWiiリモコンように2つ目のコントローラーとしてPS3のコントローラーは次世代機でも使えるようになるはずです。

DUALSHOCKをやめる理由の一つとして、特許の問題が考えられます。ソニーはImmersion社との複雑な提携契約を結んでいます。Immersionはソニーがコントローラーで利用している振動技術の特許を取得している企業で、過去には無断で自社の技術を使用したとしてソニーに対して訴訟を起こし、後に和解に至った経緯があります。

ソニーは和解後にImmersionに対して1億5千万ドル以上の損害賠償費、ライセンス費などの費用を支払っています。しかし、その金額の一部はImmersionの株式10%を所有するマイクロソフトに還元されてしまっているのです。

ソニーとImmersionとの提携合意契約は2017年に終了することになっていますが、将来のゲーム機に対するライセンス延長オプションがソニーに対して与えられています。しかしソニーは次世代機にはImmersionとのライセンス延長ではなく別の設計とアイディアを検討すべきと考えているようです。

謎に包まれているPS4の新型コントローラーは今までの枠を打ち破る可能性を秘めています。特に生体認証機能はValveなどの開発スタジオが興味を示していると言われています。

PS3の開発初期段階でソニーは当初”バナナ形状のコントローラー”を検討していたこともあるそうです。最終的にはDUALSHOCKに落ち着きましたがどのようなアイディアを新コントローラーに盛り込んでくるのか楽しみです。Wii U GamePad並みに大きなタッチパネルは遠慮したいです。

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