PSX-Sceneで、PS Vitaの1.81でCEF 6.60 TNを起動できるゲームがPlayStation Storeに復活し、PS3とOpenCMAでデータ転送をすると6.60 TNが起動できることを伝えていました。買い逃していた方にはチャンスだとしています。
6.60 TN対策としてストアから削除されていた『Mad Blocker Aplha』『Urbanix』『Gravity Crash Portable』が海外のストアで復活しました。『Mad Blocker Aplha』に関しては日本版が存在しませんが『Urbanix』『Gravity Crash Portable』に関しては現在日本のストアでもダウンロードできます。これはPS Vitaのファームウェアとコンテンツ管理アシスタントをアップデートしたことに伴う措置で、最新ファームウェアにしたPS Vitaでは仮にゲームをダウンロードできたとしてもCEF 6.60 TN-Cは起動しません。セーブデータを読み込まないよう対策されてしまっているからです。
ところが、PS3を介することで実はexploitが動作するVitaの1.81のままゲームをストアからダウンロードし、CEF 6.60 TN-Cを起動できるとの報告があることが明らかになりました。
ソニーはストアのラインナップにexploitのあるゲームを戻しはしましたが、ゲーム自体にコストをかけて改修することもなく中身は以前のままだったようです。そのため最新のファームウェアにアップデートすることなくストアからゲームをダウンロードできればCEF 6.60 TN-C起動は可能ですが、コンテンツコピーだけであればOpenCMA経由でも可能ですが、ストアから購入となると残念ながら通常はexploit対策済みの最新ファームウェアへのアップデートを要求されてしまいます。
今回発見された方法はPS Vitaは旧ファームウェアのまま新たにストアからゲームを結果的に購入できるというものです。
とはいうものの、代わりにPS3は最新の公式ファームウェアないしは4.21以降のCFWがインストールされていることが必要です。ストアに接続できる状態のPS3でexploitゲームを購入し、OpenCMA経由でPS3からVitaに転送することでVitaを最新のファームウェアにすることなく1.81のまま1.81でしか動作しないexploitを持つゲームとセーブデータをVitaに転送できるというものになります。
まず最新ファームウェアのPS3でゲームをダウンロード購入しておき、PS3からPS Vitaへゲームを転送します。その方法は以下です。
- 1) OpenCMAを起動させたPCにVitaをUSBケーブルで接続する
2) Vitaでコンテンツ管理を起動すると画面に何を転送するのか聞かれる画面が出るので、画面を出したままの状態でPCからVitaのケーブルを抜く。PCの接続が解除されたとエラー表示されても普通にOKを押して良い。
3) 今度はそのままPS VitaをPS3に接続し、Vitaの画面上でPS3との接続を選択すると再びデータ転送の画面になる。この状態でゲームをPS Vitaへ転送する。
この後、CEF 6.60 TNのセーブデータをOpenCMAで転送しますが、試してみたところ何度やってもPS VitaをPCに接続した時点でVitaのアップデート要求画面が出ます。つまり、うまく行きませんでした。
この記事はPSX-Sceneに掲載された直後に翻訳して書いてはみたものの、うまく行かなかったため掲載を見送っていたものです。
プライベートが多忙なため十分な検証ができていませんが、少なくとも最新版のコンテンツ管理アシスタントと最新版のOpenCMA r5では必ずアップデート要求されてしまいました。
海外フォーラムにはOpenCMA R4.5ならうまく行くという書き込みなどが見受けられますが、残念ながら時間がなくて試せていません。
接続が解除された段階でリセットかけてしまえば簡単に対策できてしまうので裏技としての寿命は短そうですが、1.81のVitaをお持ちの方は試してみてください。