HackMiiで、Team TwiizersがニンテンドーWii U及びWiiにHomebrew Channelなどをインストール可能なHackMii Installer v1.1をリリースしていました。
Team Twiizersによると、Wii Uには中身を解析できなくするような仕組みが組み込まれていたものの、HackMii Installerを実行できるようにできたと報告しています。
任天堂はHomebrew Channelのインストールに利用していたIOS exploitを探し出し、Wiiでは対策されてこなかったこの2年間の間、実は密かに対応策を練っていたようです。その対応策はWiiのアップデートには搭載せずWii Uにだけ修正したIOSを組み込んで来ました。
その他にもTeam Twiizersが利用して来たタイトルIDもブロックしているという念の入れようです。
そんな状態でも北米で最初に発売されてから僅か3週間で再びWii UにHomebrewを実行できる環境が戻ってきたことになります。今回利用しているexploitは今までのexploitではなくtueidj氏が発見していたものだということです。
今回のHackMii Installer v1.1ではWii UだけでなくWiiにもHomebrew Channelをインストールできます。ただしWii Uの場合はあくまでも仮想環境であるWiiモードへのインストールです。ですので動作もWiiと何ら変わることはありません。過去の技術の流用ですのでTeam TwiizersではWiiモードをきっかけにWii U自体のハッキングに取り組む意向を表明しています。
残念ながら仮想環境であるWii UのWiiモードではBootMiiは動作できません。今後はBootMiiをサポートできるようにして行く方針です。
ダウンロードはbootmii.orgからできます。
Wii Uでも動作するexploitリストで動作可能なexploitセーブデータを利用して、下記の方法でHackMii Installerをインストールしてください。
ここでは入手しやすい『大乱闘スマッシュブラザーズX』のステージ作りexploit(Smash Stack)で説明します。
用意するもの
・Wii U/Wii本体
・SDカード(2GB以下でFATフォーマットされたもの)
・PCおよびSDカードリーダ
・『大乱闘スマッシュブラザーズX』
チュートリアル
1) SDカード内に既にカスタムステージが保存されている場合には削除するか一旦他の場所に退避しておく。念のためSDカードにあるprivateフォルダをprivateoldなどとフォルダ名を変えておく。Wiiですでに使用しているSDカードの場合には空き容量にも注意する。新品のSDカードの場合にはファイルシステムをFATにしてPCでフォーマットをしておく。
2) Smash StackとHackMii installerをダウンロードし、デスクトップなどへ保存して解凍しておく。
3) Smash StackのprivateフォルダをSDカードのルートにコピーする(すでにprivateフォルダがある場合には上書きする)。
4) hackmii_installer_v1.1にあるboot.elf(HackMii installer本体)をSDカードのルートにコピーする。
5) 『大乱闘スマッシュブラザーズX』を起動しステージ作りを選ぶ画面でSDカードを挿入し(Wii Uの場合はこのタイミングでないとデータが削除されるとか)、「コレクション」→「ステージ作り」を選び、データを読み込む。
[追記]
HackMii installer v1.1にはバグがあったようで、それを修正したHackMii installer v1.2が公開されています。
同時に、インストールされるHomebrew Channelもバージョンが1.1.2になりました。
PAL 50Hz (576i)のビデオモードが正常に動くようになったことやBootMii/boot2が最近のWiiへインストール可能になったことなどが変更点です。
https://www.youtube.com/watch?v=96k0YgOqHTA