米公式PlayStation Blogで、SCEAがPlayStation Vitaのシステムソフトウェアアップデート バージョン2.00を2012年11月19日に公開すると発表していました。
PS Vitaのファームウェアは現在の最新版がv1.81ですので、v2.00となると大型メジャーアップデートということになります。
メジャーアップデートの最も大きな機能向上はPS VitaのPlayStation Plusへの対応です。サービスをPS Vitaにも拡充し特定タイトルを毎月無料で楽しめる”フリープレイ”を2012年11月より大幅にリニューアルすると発表していましたので、このv2.00のアップデートは当初から11月中のリリースが予定されていたと見て間違いありません。
既にPS3でPS PlusサービスのメンバーであればPS VitaでもPS Plusのサービスを受けられます。つまり、PS Plusはアカウントごとに対応するサービスなのでPS3で既にサービスを受けているなら余分なコスト不要でPS Vitaでもサービスを受けることができます。
その他、セーブデータお預かり(オンラインストレージ)に加えアップデータを自動的にダウンロードしてくれる自動ダウンロード機能(かなり余計なお世話)や自動トロフィー同期などのPS Plus特典サービスも受けられます。
メジャーアップデートですので機能向上はそれだけに留まりません。まるでPS Vitaの日常使いをサポートするかのようにメールクライアントアプリケーションが追加されます。電話機能こそないものの(Skypeはありますが)今流行りの7インチタブレットのようなポジションを狙えそうです。自由度ありませんけどね。
そして一般ユーザーにはとっては嬉しいと思われるPCとVitaのワイヤレス接続でのコンテンツ管理をサポートします。つまり、PS VitaとPCとをUSB接続することなくワイヤレスでコンテンツのやり取りが可能になります。OpenCMAも対応できるでしょうか。
そして詳細は分かりませんが、ウェブブラウザも機能アップするようです。
米PlayStation Blogには書かれていませんが、日本で年内提供予定となっていた「torne for PS Vita」も合わせてリリースされる可能性があります。これを楽しみに待っていた方も多いのではないでしょうか。
[追記]
年末みたいです。
アレ、と申しますのは、今年の年末にリリースが予定されております、「torne for PS Vita(仮称)」のことです。 #torne
— トルネフ (@tornev) November 14, 2012
もちろん、Total_Noob氏のカーネルexploitも『Gravity Crash』exploitが対策されるのは間違いありません。6.60 TNが利用できるファームウェアは1.81までということがほぼ確定しました。
「6.60 TNのカーネルexploitはいつまで放置されるの?」で予想した通り、カーネルexploitを長く放置していた理由は年末商戦向けに開発していたアップデートをベースにしてexploit対策を施したためにリリースまで時間がかかったと見て間違いないでしょう。
残念ながらカーネルexploitはそんなにポンポン出て来るものではないためv2.00以降でCEFが起動できる保証はありませんが、一旦見つかりさえすればユーザーモードexploitを触媒にしてまたCEFは復活するでしょう。今回セーブデータexploitの価値を再認識したと思います。無駄な消費は控え、節約と計画的なご利用にご協力下さいますようお願い申し上げます。