PS3Haxで、FreePlay氏がPS3 DEX(デバッグ機)の機能であるBDEMU(ブルーレイディスクエミュレータ)で利用するHDDのためのユーティリティOpen BDEMU HDD Managerをリリースしていました。
BDEMUはデバッグファームウェアに存在する機能で、ブルーレイディスクアクセスを本物のブルーレイドライブに対して行うのではなくブルーレイエミュレーター(BD Emulator)を使いUSB HDDドライブにあるイメージファイルをマウントしたりなどをするためのものです。
Open BDEMU HDD Managerは流出したソニーの公式PS3向けツールPS3 Generator Toolsの機能である、ブルーレイエミュレータで利用するHDDの管理を行うことができます。公式ツールよりも高速動作が可能でより高機能(公式ツールはゲームスロットを増やしたりできないなどの制約がある)になっています。
具体的には次のような機能を持っています。
- ・ゲームをエミュレータ用イメージファイルとしてダンプ
・エミュレータイメージファイルをディスクに書き出し
・ゲームスロットの消去
・ゲームのリネーム
・自動でHDDサイズを認識しゲームスロットの追加や削除が可能
ただし、テストは単一環境(PC1台とHDD1台の組み合わせのみ)でしか行っていないため確実な動作の保証はできないそうです。
ところで最近めっきり名前を聞かなくなったFreePlay氏ですが、かつては有名なPSPハッカーの中の一人でした。『Gripshift』というゲームのexploitで、今なおHello WorldのSDKとして使われているspartaSDKを作成したハッカーです。exploitの盗作が疑われてから表舞台から姿を消していましたが、PS3開発者として復活したようです。本当に同一人物なら、ですが。