ツイッターで、neur0n氏が最新版のコンテンツ管理アシスタントを利用して1.80のPS VitaでVHBLできるようになったことを公表していました。
VHBL for 1.80 with latest CMA :)
VHBL for 1.80 with latest CMA :) pic.twitter.com/jMHSywWM
— neur0n (@neur0ner) August 28, 2012
もともとインストールされていたVHBLを、PS Vitaをアップデートして起動させたのではなく、ノーマルの1.80にしてからコンテンツ管理アシスタント(CMA)を利用してVHBLを転送できたということになります。
つまりコンテンツ管理アシスタントの転送ファイルフィルターによる対策を回避する方法が見つかったということになります。具体的にどのように対応したのか聞いてみると
これって拡張子偽装?nidはそのまま送り込めたりできました?
@neur0ner これって拡張子偽装?nidはそのまま送り込めたりできました?
— mamosuke (@mamo_suke) August 29, 2012
vhblに必要なファイルをパックして転送可能なファイル名にし、Exploit発動時(vhbl起動前)にそれを展開するようにしてみました。
@mamo_suke vhblに必要なファイルをパックして転送可能なファイル名にし、Exploit発動時(vhbl起動前)にそれを展開するようにしてみました。
— neur0n (@neur0ner) August 29, 2012
なるほど。
転送可能なファイル名になっているということは、CMAからすれば現在はVHBLファイル一式が「転送すべきファイル」と判断した状態になっているということです。結局はイタチごっこになるはずですがソニーが今後どのように対策してくるかは楽しみです。
この状態でリリースされるかというとそうでもなく、
パックして転送するっていうやり方は自分が勝手に実装しただけなので、リリース版に採用されるかどうかは分かりませんけどね。 別の方法も創案されていますし。
パックして転送するっていうやり方は自分が勝手に実装しただけなので、リリース版に採用されるかどうかは分かりませんけどね。
別の方法も創案されていますし。— neur0n (@neur0ner) August 29, 2012
とのneur0n氏のコメント通り、実は転送できないという事案の発生を受けてコミュニティが動いたようでwololo氏によると多くの人がその解決法を見つけてくれたそうです。どの方法が選択されるのかは分かりませんが、少なくとも1.80向けVHBLはキャンセルされることなく若干の延期だけで済みそうですし、VHBLの終焉は今回は来なかったことは間違いありません。
[追記]
HBL r160が公開されました。今まで分かり易いファイル名そのままで転送していたnidをファイル名短くする変更を加えています。imports.config_6xxもIMPORTS.DATに変更です。どうもファイル名に変更を加えて転送できるようにする方向で行くようです。
[追記2]
ファイル名制限の中身が不明でしたが、8.3形式、つまりファイル名8文字+拡張子3文字のみ転送できる仕組みになったということです。HBL r160でファイル名を変えた理由はこれです。これはVHBLに無関係の一般ユーザーにはいい迷惑の退化です。
書いても大丈夫っぽいので。:最新版のCMAでは8.3形式のファイル名でないと転送出来なくなってます。以前呟いた「ファイル名の制限」というのがこの8.3形式縛りです
書いても大丈夫っぽいので。:最新版のCMAでは8.3形式のファイル名でないと転送出来なくなってます。以前呟いた「ファイル名の制限」というのがこの8.3形式縛りです
— neur0n (@neur0ner) August 29, 2012