PS3Haxで、先日リークされたCEX to DEX(PS3の市販機から開発機へのコンバート方法)についての補足情報が掲載されていました。
先日PS3のCEX(市販の本体)をDEX(開発機/テスト機)に変更する方法が公開されました。実質的にはPS3の暗号化に関わる内容がリークされたことになるのでリーク内容からするとかなり大きな事件のように見えました。
ところが実は「大きな事件のように見えた」程度ではなく、E3 Teamが何らかのデバイスを発表する前だったことからタイミング的には最悪で、彼らのリリースプランがこれで狂ってしまったかもしれないようです。
今回公開されたCEX to DEXにより具体的にどんなことができるようになるのでしょうか。
まず、今のすべてのPS3ファームウェアでSDKを使って偽の署名がしてあればHomebrewが起動できます。要求ファームウェア3.55までのバックアップ起動も可能です。3.60以上のゲームの場合にはEBOOTの復号を可能にするような何かが登場しないと不可能です。
また、PS3をデバッグモードにすることも可能です。DEXファームウェアですから当然できます。しかし、PSN/SENへの接続はできません。工場出荷時までのファームウェアまでならダウングレードもできるようになります。
今後ソニーがどんな対策をしてくるのかによりますが、場合によってはE3 Teamの発売するデバイスが最新ファームウェアには対応しないということも可能性としては考えられます。シーンの開発者の中には次のプランを考えている人達もいるようですので心配するような結末でPS3シーンが終焉を迎えるということはないのかもしれませんが、突然のリークで計画に狂いが生じるのはハッキングシーンでは過去の例を見る限り止むを得ないことです。