Google Codeで、Crediar氏がWiiでのUSB/SDカードからの起動をサポートしたゲームキューブのバックアップローダーDIOS MIOS v2.0をリリースしていました。
WiiのフロントのSDカードからゲームキューブのバックアップゲームを起動させるDIOS MIOS LITEは、システムの特殊なRAM領域が原因でSDカードからの読み込みしかできませんでした。本来はDIOS MIOSとしてSDカードだけでなくUSBからも読み込めるようにするはずが、できなかったことからLiteという文字を付けてDIOS MIOS LITEとして今まで進化して来ました。
そしてようやくMEM 2と呼ばれるメモリーでUSBを扱えるようモジュールを作り直すことで問題を回避することができたためUSBに対応できるようになったDIOS MIOSとしてデビューすることになりました。
新たにサポートされることになったUSBデバイスは、32KBクラスタサイズ以下のFAT32でフォーマットしたもののみ使用可能です。
日本では関係ない話ですが、海外にはゲームキューブ互換機能を省いたゲームキューブメモリーカードスロットやゲームキューブコントローラーポートのない廉価版が存在しますが、DIOS MIOSはWiiのゲームキューブ互換機能を利用したものですので当然廉価版Wiiでは使用できません。
DIOS MIOSの機能は以下のようになっています。
- ・USBデバイスからゲームキューブのISOを起動
・ゲームキューブディスクの読み込み
・NoMoreMemoryを利用したメモリーカードエミュレータ機能
・チートコード対応
・USBGeckoによるデバッグ
・多様な設定項目による設定変更
・ゲームキューブコントローラーのキーコンボ入力によるリセット機能や電源オフ機能
・Real-NAND(WiiのNAND)及びemu-NAND(仮想NAND)のサポート
SDカードやUSBデバイスからシステムを起動する仮想NAND(SNEEK+DI、UNEEK+DI)で使用するためのDIOS MIOS v2.0 xNEEK DIも合わせてリリースされています。Google Codeで公開されていますのでオープンソースです。