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E3 任天堂プレスカンファレンス Wii U GamePadが2台まで接続可能に進化

アメリカロサンゼルスで開催されている今年のE3で任天堂がプレスカンファレンスを行いました。事前にプレE3カンファレンス的なニンテンドーダイレクトでWii Uについての基本的な情報を公開し「詳しくはE3で」というスタンスを示していましたのでE3では発売タイトルなどの情報がメインでサプライズはなさそうな雰囲気でしたが実際には予想を下回ったという印象です。

ステージにはまず宮本茂氏が登場し、Wii Uタイトルとして発売されるピクミン3の紹介をしながら
「ライトなゲームが流行りだが、じっくり遊ぶゲームの面白さを知って欲しい」
としてソーシャルゲームが主流となっているゲーム業界への挑戦状とも取れるコメントでWii Uのあり方を提案する任天堂の方針を示しました。

そしてニンテンドーオブアメリカの社長Reggie Fils-Aime氏の横に黒いWii Uが。Wii U GamePadも黒。昨日のニンテンドーダイレクトで公開されたWii U PRO コントローラーが黒だったことでWii Uブラックバージョンの存在を示唆していましたが、実際に存在することが初めて明らかになりました。

そして昨年のE3では1台のWii Uに接続できるWii U GamePad(当時はWii Uコントローラーと呼んでいた)は1台だけという制限があるとされていましたが、2台まで可能だとReggie Fils-Aime氏から発表されました。

実は個人的には2台接続可能というのがE3カンファレンスでの最も大きな発表で、他には特になかったというのが印象です。ステージの前半はニンテンドーダイレクトで発表した内容と重複が目立ち目新しさに欠けていたのは否めません。

Wii U向けのタイトルも複数発表されましたが、そのタイトル名はほとんどがマリオシリーズないしは実績のある人気シリーズの続編ばかりで、確実に販売数が見込めるタイトルをとりあえず発売しWii Uを軌道に乗せるのが大命題であるかのようです。

Reggie Fils-Aime氏はWii U GamePadを「ポータル」だと表現し、Wii U GamePadを通してユーザーをニンテンドーの世界へ引き込もうとしています。価格も発売日も一切公表されなかったWii Uはこのステージでユーザーに興味を持ってもらうことができたと言えるのでしょうか。

なお、もしかしたら発表されるかも知れないと期待を抱いた人もいるであろう3DS LLですが、そのようなそぶりすら殆どないどころか3DSの話題はペーパーマリオやルイージマンションといった人気シリーズの続編が若干紹介された程度で陰も形もありませんでした。

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