PS3Crunchで、最新ファームウェア1.67のPlayStation Vitaで動作するPlayStation Suite SDKで開発した初のファミコンエミュレーターが公開されたことを伝えていました。
日本のVita最新ファームウェアで動作するエミュレータはVHBLが対策されている現在一切存在しません(自分でVHBL移植している場合は除く)が、先日公開されたオープンベータのPlayStation Suite SDKでglichxp氏がファミコンエミュレーターを開発して公開してくれました。エミュレータはWindows向けのNESエミュレータを移植したものですが、まだ15 FPSでしか動作しないそうです。
残念ながらPlayStation Suiteの現在の仕様上簡単に利用できるものではなく、Playstation Suite SDKでテストを行うのと同様の状態でのプレイを強いられることになるようです。起動するためにはDeveloper Programに登録するなどの手続きが必要になります。ストアでの配布は正式サービス開始後で、しかも必ず有料になります。
正式サービス開始後にエミュレータをソニーが認可するとは思えません。しかもWindows用のエミュレータを移植したから無償で配布しよう、ということも認められていません。勝手サイトで配布してもインストールできないでしょう。
状況的にはiPhoneやiPadのようなiOSデバイスに似ています。これからのVitaハッキングはiOSのようにJailbreakして公式以外のレポジトリからアプリケーションをダウンロードしてインストールするような流れになりそうな予感です。