CVGで、ゲームの開発者はまだ見ぬ次世代ゲーム開発に既に取り組んでいるが開発にはPCのグラフィックカードやプロセッサ向けのCryENGINE 3などのエンジンを用いているため、ソニーがPS4でCellのような専用ハードウェアを用意せず汎用性のあるハードウェアにすることは開発面から見て意味があることだとの意見を掲載していました。
ソニーはコードネーム”Orbis”と呼ばれる次期PlayStation4で独自のCellプロセッサと決別し、専用チップではないAMDのA8-3850 APUベースのカスタムチップとRadeon HD 7670 GPUを採用する模様ですが、こういった”PCライク”なハードウェアを採用することにより、まだ公式発表も何もない次世代機向けタイトルの先行開発が可能になるという意見です。
ソニーはまだPS3にやり残したことがあるとして次世代機発表は時期尚早と表向きコメントしていますが、開発者は汎用エンジンで開発を進めていてPS4が”PCライク”になればそのまま転用できる体制を整えているようです。
スマートフォンやタブレットに押されている専用ゲーム機ですから、もうスペック重視の専用プロセッサだから売れるという時代ではありません。しかし、わざわざゲーム専用機を購入する動機が薄れて行くのも事実です。いくらスペックが高くなかろうとゲーム専用機ならではの魅力を追求しようとしているニンテンドーのWii Uの方が市場には受け入れられる余地があるのかもしれません。