ModMii公式サイトで、XFlak氏が任天堂Wiiに必要な純正系ハック系のファイルを自動でダウンロードしSDカードに保存しておくことができるPCユーティリティModMii v6.1.0をリリースしていました。
今回のModMii v6.1.0での一番大きな変更点は、ModMiiがサポートしていたLetterbombがWilbrandに置き換えられたことです。
LetterBombはTeam Twiizersが公開した、Wiiの全System Menu 4.3(E/U/J/K)でHackMii Installerを起動させることができるexploitです。ウェブサイト上でWiiのMACアドレスを入力すると、HackMiiインストーラーを含んだexploitを生成してダウンロードできるのでそれをSDカードにコピーするとWii伝言板のメールとして表示されるというものです。メールを開くことでHackMii Installerが起動します。
Wilbrandという言葉は初めて聞きました。
WilbrandというのはLetterBombと同じWii伝言板を使ったexploitですが、giantpune氏が一般公開前にModMiiのために特別に提供したもので今回が初めてのお披露目となるそうです。
Wilbrandは必ずPCのウェブブラウザで事前に調べておいたWiiのMACアドレスを入力してダウンロードするという手順が必要なLetterBombと異なり、手動でLetterbomb exploitを作らなくてもModMiiを利用しMACアドレスから”オンザフライ”でexploitを作ることができるそうです。また、インターネット経由でMACアドレスを入力してダウンロードするために必ずインターネット接続(Wiiの場合はWi-Fi接続)が必要なLetterbombと異なりWilbrand exploitをビルドする最初の一回目だけWi-Fi接続が必要であることが違いです。複数のWiiを持っている人は殆どいないと思われますので個人的にはWi-Fi接続はあってもなくてもあまり差はないという印象です。
またModMiiではWiiの4.3システム向けのWilbrand exploitしかビルドできません。Wilbrand自体は3.0から4.2までに対応していますがこれには理由があり、3.0から4.2までであればMACアドレスを調べる必要のないbannerbombが使えるため敢えてWilbrandにする必要性に乏しいとの判断からです。
Wiiはモデル末期ですが、任天堂はあまり本気でexploit対策をしてきていない印象があります。PSPの6.60HEN同様Wii伝言板exploitもこのまま存続を続けるのでしょうか。