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見た目より質を重視 Wii Uを支持する開発者「Wii Uは任天堂歴代ゲーム機の中で最もパワフル」

Nintendo Everythingで、米Nicalis社の創設者で代表でもあるTyrone Rodriguez氏がiDÉAME 2012において任天堂のWii Uは任天堂歴代ゲーム機の中で最もパワフルで、5年〜10年は市場で主力として活躍するとの見解を語ったことを伝えていました。

iDÉAME 2012というイベントはあまり有名ではありません。検索しても日本語ではヒットしませんのでおそらく皆さんも知らないだろうと思います。
iDÉAMEはスペインで開催される若いゲーム開発者を夢見る学生向けのフォーラム会議で、プロのゲームクリエーターらを招いての情報交換などが行われます。

任天堂の宮本茂氏も、iDÉAME 2012に参加する若手に対して以下のようなアドバイスをしていたりします。
httpv://www.youtube.com/watch?v=JFmVUj7U6NQ

これからの若手を業界全体で発掘して行こうという姿勢が感じられますね。

さて、そのiDÉAME 2012において任天堂のWii UをTyrone Rodriguez氏が高評価する発言をしていました。

「(Wii Uは)任天堂の歴史の中で最もパワフルなゲーム機で、5年から10年の間は市場で活躍するでしょう。」

グラフィック性能はPlayStation 3/Xbox 360にも及ばないといった酷評が目につくWii Uですが、そのWii UのパワーをTyrone Rodriguez氏はどう見ているのかというと、ゲームから得る体験こそ重要で、見た目ではなくゲームの質で比較するものだとどこかで聞いたような内容を話しています。ちなみにWii Uが「歴代任天堂ゲーム機の中で最もパワフル」なのはものさしが同じで土俵も同じデバイスの最新版がWii Uですから当然の話です。そうでなければWiiを延命させたほうが市場に受け入れられるでしょう。

しかし、Wii Uに高い評価を与えるということは良いように捉えればスペック至上主義ではなくゲームの質こそ力だという任天堂の主張に対して賛同する開発者が存在するということになります。

Nicalis社の最初のWii U向けタイトルは『1001 Spikes』という横スクロール系のゲームになるそうです。まず『1001 Spikes』は3DS向けにニンテンドーeShopで販売されWii U版が遅れてリリース(Wii Uと同時発売の可能性も)されるようですので見た目より中身の力作に期待したいところです。

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