wololo.netで、thecobra氏がPlayStation Vitaの最新ファームウェア1.67で動作するPSPのexploitを発見し、VHBLも開発中であると伝えていました。
yosh(wth)氏の『みんなのテニス ポータブル』exploitを利用したHomebrewローダー Half Byte Loader for Vita(VHBL)が公開されてから2週間あまり、VHBL対策のPlayStation Vita システムソフトウェアアップデート 1.65(すぐ不具合により撤回され1.66として再リリース)からわずか10日あまりしか経過していませんが、再びPS Vita用HomebrewローダーVHBLが公開されることになりそうです。
今回利用するexploitはthecobra氏(後にWosRet氏も発見)が発見したもので、wololo氏がVitaの1.67でも起動することを確認したそうです。
httpv://www.youtube.com/watch?v=Een8OuGNHuI
今回ようやく待望のUS版がストアで販売されているタイトルとのことで、北米Vitaユーザー向けに初めてVHBLがリリースされることになります。
Thecobra氏は既に自身でVHBL移植を完了していますが、公開するまでにはまだ若干の調整が必要なようです。
日本版があるのかどうかはまだ非公開で、私もまだ聞いていません。
『Motorstorm Raging Ice』と『みんなのテニス ポータブル』が対策されたのはPS Vitaのファームウェア側ですので、今回もゲーム名が公開されたらゲームはストアから削除され、新たなPS Vitaのファームウェアが登場する流れなのは変わらないでしょう。ゲーム名公開も/talkフォーラムを通して徐々に行われるのも変わりません。
Vitaの1.67でもVHBLが動くのはPSPのエミュレーター自体が変わっていないので当然です。exploitが見つかったというよりも表に出したという表現の方が正しいと思います。
最近少し思うのですが、exploitのあるゲーム名を公開してストアから削除されたらまた次のexploitを出すという今の流れは、最短で半日足らずでストアから削除された実績もある現実を考えるとかなりのハイペースでexploitを消費していることに他なりません。
『Motorstorm Raging Ice』のexploit公開からまだ1ヶ月半しか経過していないことに気が付いている方もいるでしょう。わずか1ヶ月半で3つのexploit消費。仮にVHBLが月末公開だとしても2ヶ月で3タイトル、単純計算ですが年間で18タイトルがストアから消えることになります。こんなに早いペースは予想していませんでした。ストアからVHBLのドナーが消されるペースが早ければ早い程exploit公開合戦が更にヒートアップしてしまう可能性も….