SilleGamerで、コードネーム”Durango”という次期Xboxの開発キットは16コアのPowerPC CPUとAMD Radeon HD 7000シリーズ相当のGPUにブルーレイドライブを備えたモンスターマシンだと伝えていました。
最新ののXbox World magazineによると、マイクロソフトの次世代ゲーム機が既に存在しており、今年3月にごく限られたデイベロッパー向けに発送されているようです。
ロンドンでXbox 720 ‘Durango’の極秘の開発者イベントが開催されたのが実際には2月28日だそうです。そして3月5日からサンフランシスコで開催されたGCD(Game Developers Conference)でも同じイベントが開催され、新ハードウェアの紹介が開発者向けに秘密裏に実施されました。その後にDurangoの開発キットが発送されたことになります。
現在の開発キットはハードウェアの最終版とは見た目上異なる状態のようですが、仕様上は2013年に発売する本体そのものだといいます。
その情報を掲載したXbox World magazineに近い筋は、Durangoの開発キットのスペックについてCPUは16コアのIBM PowerPCでGPUはAMD Radeon HD 7000シリーズ相当、更には噂通りブルーレイドライブを搭載していることを明かし、「モンスターだ」と表現していました。
「ゲーム向けのPCに16コアプロセッサーがあっても、今それを活かせるようなタイトルは存在しません。しかし、次のXboxのゲームは現行のゲーム向けPCを凌駕するパフォーマンスを発揮する16コアを活用できるようになります。ゲーム機であのパワーはとんでもないレベルです。パワーありすぎです。とはいってもKinect 2では複数プレーヤーの指先の動きまでトラッキングするので実はCPUパワーが必要なのです。」
GDCでは複数の情報筋がソニーのPlayStation 4を次期Xboxよりもパワフルだろうと証言しています。ソニーもマイクロソフトも今年2012年6月に開催されるE3では次世代機の情報は一切公開しないと関係者が公言していますが、どうやら複数の開発スタジオはソニーやマイクロソフトが発表するしないに関わらず今年のE3で次世代機向けのソフトウェアの公開を計画しているようです。
具体的にPlayStation 4向け、ないしはXbox 720向けと発表するのかしないのかはともかく、何らかの形で今年のE3では次世代機向けタイトルのデモンストレーションが行われる可能性がどうやら高いようです。ソニーとマイクロソフトが次世代機の情報を本当に公開しないのであれば開発者サイドは守秘義務を負った状態でデモを行うことになるため単なるムービーによるタイトルの紹介のような形に偽装されたデモになるのかもしれません。