HackMiiで、Team Twiizersのmarcan氏がWiiのHomebrewローダーHomebrew Channel v1.1.0などをリリースしたことを伝えていました。
なかなかアップデートされず忘れ去れがちなHomebrew Channelですが、久々にThe Homebrew Channel v1.1.0とBootMii 1.4をインストールするHackMii Installer v1.0をTeam Twiizersがリリースしました。
http://bootmii.org/downloadからダウンロードできますし、既にインストール済の場合にはオンラインアップデートが可能です。
marcan氏によると、今までのTeam Twiizersのアップデートサイクルは任天堂のアップデートサイクルに左右されており、exploitを塞がれる -> 新exploitを使ってインストールする新バージョンという流れでしたが、ここのところ任天堂のWiiのアップデートが散発化してきているためHomebrew Channlのアップデートサイクルも長くなってきてしまっていました。
しかしいまだにWiiシーンではHomebrew Channelは唯一無二の存在で、Team Twiizersの統計によると18ヶ月前にリリースされたHomebrew Channel 1.0.8は全Wiiの3.4%に当たる310万台のWiiにインストールされ、今も増え続けているそうです。
今回のアップデートは今までとは異なり、Wiiのシステムアップデートに伴う更新ではありません。しかし、Wiiシーンにとっては大きな変化があったためにそれへの対応だそうです。
その変化とは、今までのHomebrew Channelでは動作しなかった新型Wiiリモコン(RVL-CNT-01-TR)の存在です。
2006年にWiiが登場後、Wiiリモコンのコマンドが解析されライブラリが開発されました。そのライブラリがWiiのHomebrewで使われ、純正のコマンドも同じだろうと思われていたため誰も気にしていなかったのですが現実には違っていたことが新型Wiiリモコンの登場で発覚したことになります。
Homebrew Channel 1.1.0ではその新型WiiリモコンRVL-CNT-01-TRをサポートしたそうです。しかし、Homebrew Channelだけをアップデートすれば新型Wiiリモコンを使えるようになるのかというとそうではなくそのままでは既存のHomebrewでは動作せず、対応させるにはHomebrewを最新のlibogcでコンパイルし直す必要があります。
また今回も特徴のひとつとしてTrueTypeフォントをサポートしたフォントレンダリングを新たにサポートしています。複数のフォントサイズやフォントカラーに対応し、4:3または16:9の画面解像度に合わせてレンダリングが最適化されることに加え、日本語に対応するUnicode (UTF-8)をサポートしました。つまり日本語にHomebrew Channelとして正式に対応したことになります。Homebrew ChannelはUTF-8を使ってはいましたがlatin1のサブセットしか今まではサポートしていなかったようです。
また、ヌンチャクをWiiリモコンに繋げてZ+Cの順に押すことでpngフォーマットのスクリーンショットをSDカードに保存できるようになりました。その他安定性を向上させる変更やバグ修正なども行われたようです。
なお、この記事は一応HackMiiの記事の翻訳要約をアレンジしたものです。全部翻訳している時間がないのでごめんね。