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英国でPS Vitaの32GBメモリーカードを用意しなかったことは判断ミス ソニー認める

MCVで、SCE UKのマネージングディレクターFergal Gara氏が英国でPS Vitaの専用メモリーカードのうち32GBを発売しないことにしたことは判断ミスだったと認めたことを伝えていました。

PS Vitaを利用するためには必ず必要な専用メモリーカードですが、なぜか欧州ではVita発売時に最大容量の32GB版がラインナップにありませんでした。実際の製品としては4GB/8GB/16GB/32GBが存在していますが、欧州ではこのうち4GB/8GB/16GBのみが販売されることになっていました。

日本でもVita発売当初に最大容量の32GBが品薄となり入手が困難でした。英国を含む欧州でも同じことが起こり、最大容量の16GB版が入手困難で事実上メモリー容量としてはかなり心許ない4GBないしは8GBを選択せざるを得ない状況になっているようですし、いまだに欧州で32GB版を発売する予定も公表されていません。

どうも32GBをラインナップから外したのは日本での品薄を受けての決定だったようです。しかし現在日本では普通に流通しているところをみると、決断が少し早すぎたようです。

「日本での発売当初の状況を把握していましたので、大容量のメモリーカードを英国市場向けに確保するのは難しいだろうと考えてしまいました。だから大容量なカードの確保を諦めてしまいました。」

Fergal Gara氏はこのように語り、32GBの在庫確保が困難との予測で発売を見合わせたことを認めました。

また、32GBの発売を見合わせると決断した理由にはこんな予測もあったようです。

「発売前は一番容量の小さい4GBが一番需要があるだろうと考えていました。殆どがパッケージメディアを買うだろうと予測してたんですね。ところが実際には発売当初にVitaを購入した方はタイトルをダウンロード購入した方の方が多かったのです。だから容量の大きなメモリーカードへの需要の方が多くなりました。」

ゲームをダウンロード購入する場合、そのデータは専用メモリーカードに保存されます。そこで実質8GBのメモリーカードしか買えない状況になってしまったことを判断ミスだったと認めています。

日本で一番人気だった『アンチャーテッド』の海外版『Uncharted: Golden Abyss』は3.4GBあるらしく、確かに4GBや8GBではかなり心許ないでしょう。早めに32GB版を用意してあげて欲しいと思います。

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