PS3NEWSで、Team AC1DがPS3で要求ファームウェアより低いバージョンのCFWでゲームを起動させる仕組みを解明し、その方法を利用して金儲けを企んだJailbreakドングル’True Blue’は詐欺行為だと明言していたことを伝えていました。
Team AC1Dの調査によると、True Blueには独自で開発したコードは一切含まれておらず、単にファイルを公式ファームウェアから流用し、プラグインやSPRXを利用して使っているだけのようです。他人のふんどしで相撲を取るだけでなく金儲けのために販売をしたことをTeam AC1Dは非難しています。
True Blueの仕組みは、要求ファームウェア未満のファームウェアでゲームを起動させるためゲームに必要な公式ファームウェア自体に存在するファイルを利用し、ゲームに必要な情報をプラグインで復号化しているようです。
しかもより新しいSPRXは古いファームウェアと互換性があるため正しくファイルを配置するだけで使えてしまいます。
勿論この方法ですべてのゲームが簡単に起動する訳ではないため、要求ファームウェア3.60以降の一部のゲームは起動するものの当然起動しないものも存在するため、SPRXにパッチをすることで要求ファームウェアより古いファームウェアでそれらを起動できるようにしています。SPRXは基本的に単なるドライバーであり移植も簡単なので、特段難しいことをすることなく要求ファームウェアより低いファームウェアでもゲームを動作させることが可能になるというのがTrue Blueの正体だとのことです。
基本的にDRMにも特に意味がなく、それ自体FAKEと同じです。True Blueは単にそのドライバーの保持のためだけに使われています。HyperVisior LV1パッチはUSBデバイスへの切替機能しかなく、USBデバイスに中身はdev_flashです。仕組みとしてはかつてのカスタムファームウェアがモディファイされたファイルを簡単にロードできるようにしていたものと基本的に同じだとしています。
それが分かると、何故True BlueがUSBデバイスにDRMを使っているのかが分かります。中身を見せないようにすることで、安物デバイスをさも革新的な製品に仕立て上げる詐欺行為でユーザーを騙すためです。中身は今となっては新しくも何でもないdev_flashを使っていることも暗号化されているためユーザーには分かりません。TeaM AC1Dは近い将来True Blue以上のものをオープンソースとして出せると主張しています。
TeaM AC1Dがその気になれば今回の情報を公開などせず新しいファームウェアが公開された時に新ファームウェア対応のJailbreak USBドングルとして一儲けする事も可能でしたが、彼らは情報を公開することによる健全なPS3シーンの発展を目指しているようです。
こうなるともうTrue Blueを購入する理由がありません。