SCEJが、UMD版ゲームタイトル所有者向けサービスプログラム「UMD Passport」を2011年12月6日(火)より提供すると発表していました。
UMD PassportはPS VitaではプレイできないUMD版PSPタイトルを所有している場合で同タイトルのダウンロード版を購入する際、通常のPlayStation Store販売価格よりも安価に購入できるサービスプログラムで、PSP go発売の時にも噂のあったサービスです。(なお、このプログラムでダウンロードしたタイトルはPSP goでも利用可能となっています)
問題はどのようにUMD所持を把握するのかでしたが、その答えはPSP専用アプリケーションでした。
UMD Passportを利用するためにPlayStation Storeから専用アプリケーション「UMD登録アプリケーション」(無料)をPSPにダウンロードし(公式サイトでは何故かPSPなのに「アプリケーションのダウンロードにはPlayStation Vita専用のメモリーカードが必要です。」と書かれており意味不明)、UMDを挿入した状態でアプリケーションのナビケーションに従うことで自分のPSNアカウントへのUMD登録が完了するという仕組みです。
注意しなければならないのは、PSNアカウントに一度登録したUMDは、他のPSNアカウントに登録できないとなっていることです。
早い者勝ちでモンハンを誰かが一人が登録したら、他のユーザーは誰もモンハンを登録できないなどということはありえません。同じUMDは他のユーザーのアカウントでは登録できないということです。
ここで疑問が湧いてきます。
1) 中古で買った場合、前ユーザーが登録済みだった場合はもう登録できない?
2) 同じUMDを対戦用に複数枚所有している場合はそれぞれ登録できるということ?
3) というか、そもそもどうやってそれを見分けるの?
データの中身がUMDごとに異なるのであれば今までのバックアップ起動の歴史に???が付きます。
となると、ディスクにある何らかの識別データをUMDで読み取ってアカウントと紐付けして送信している以外に考えられません。
UMDディスクの中心付近をじっと見てみるとなにやらいろいろあるので、そのあたりをUMDドライブが読み取れるようにして識別している?
PSP goの時には実現できなかった、UMDを個々に識別する何らかの技術を搭載したらしい「UMD登録アプリケーション」に秘密がありそうです。
なお、PSNコンテンツの認証可能台数が5台から2台に変更されたのは、コピー可能な台数を減らしたいという意向に基づくUMD Passport発表に向けた準備だったようです。