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PSPのOFW解析プロジェクト uOFW

今、PSPシーンではPSPの公式ファームウェアを解析しようというuOFWプロジェクトが始まっています。モデル末期のPSPに新たに生まれたプロジェクトをご紹介します。

uOFWはPSPの公式ファームウェアを丸ごとリバースエンジニアリングしようという意欲的なプロジェクトです。その結果を元にフリーのオープンソースファームウェアを作ることが最終目標だとしています。

公式ファームウェアを完全に解析することでPSPの仕組みを把握し、その知識を利用して何でもできるようにしてしまおうということようです。

同じような取り組みとして過去にUtopiaプロジェクトというものがありました。

PSPのオープンソースファームウェアプロジェクトのUtopiaプロジェクトは以下のようなものです。

UtopiaプロジェクトはPSPでより良い開発環境を構築する目的のプロジェクトです。最終的にはPSPの”オペレーティングシステム”となる予定で、ソニーのオリジナルとは全く異なるものになります。ソニーのファームウェアにあるようなカーネルモード、モジュールといったものは使用せず、軽い動作を目指して最適化したオープンソースのカーネルを利用します。

Utopiaは最大でも1〜2MB程度のRAM容量しか占有しません。ベースはファームウェア3.71のIPLをリバースエンジニアリングして解析したものです。Utopia最初のバージョンは既に制作されソースコードも公開されています。

上記引用文は、タイトルこそ不滅になっていますが実は既に滅亡しているという「不滅のUtopiaプロジェクトには個人的にも期待です」 という過去記事から引用です。

uOFWプロジェクトはartart78氏が管理人で、_Felix_氏、jigsaw氏、NightStar3氏、Valantin氏の計5名がメンバーです。

活動ログを見るとuOFWプロジェクトは2011年10月12日にできてはいますが、その後はメンバーを募り各担当を決めて今解析が始まったところ、といった状態のようです。

現在順次モジュールなどの逆アセンブルが行われているようで、一部のソースコードが公開されています。

また、Lan.stフォーラム/talkフォーラムでartart78氏がuOFWプロジェクトの開発者を募集しています。

Utopiaと目的がほぼ同じであるため、Utopiaの資産を活かさず新規にプロジェクトを始めることに当初はもったいないという批判もありましたが、OFW解析の結果をUtopiaにもフィードバックできるためPSPシーンでは概ね反応が良いようです。

あと一ヶ月半でPS Vitaが発売になるためPSPは現役から退きますが、uOFWプロジェクトの進展具合ではPSPに新たな息吹が吹き込まれてユーザーに支持され続けるゲーム機となるかもしれませんね。

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