ロイターで、『モンスターハンター4』がニンテンドー3DSでの発売が告知され、少なくともPS Vita同時発売タイトルのラインナップには『モンスターハンター』の文字はなく、発表もされなかったことを受け「PS Vitaでの『モンスターハンター4』発売はないのか」との記者の質問に対し、SCEJの社長が『知らない。カプコンに聞いてくれ』とコメントしたことを伝えていました。
『モンスターハンター』シリーズはゲーム機本体の売り上げの命運を分けると言っても過言ではない程のキラータイトルの一つです。どのゲーム機で発売されるのかだけでも大きな話題となります。
過去にはWiiでモンスターハンター 3(トライ)が発売されるなどの事実はあったものの、基本はソニーのゲーム機向けだとの大方の予想を裏切り『モンスターハンター4』がニンテンドー3DSでの発売されるとの発表されたことは非常に衝撃的でした。それでももしPS Vitaでも発売するのであれば既に3DSで『モンスターハンター4』の開発をしていることを公にした訳ですからカプコン側には少なくとも隠しておく理由がありません。また、当然発売するのであればカプコンはソニーとも話し合いをしていることでしょう。
ところが、PS Vitaでの『モンスターハンター4』発売について記者に問われたSCEJ社長の河野弘氏は
「知らないよ。カプコンに聞いてくれ。」
と答えたそうです。
ところがSCEワールドワイド・スタジオ社長の吉田修平氏にロイターが別途インタビューをしたところ、PS Vitaでモンハンが発売されない決まった訳ではないとし、
「規模の大きなゲームパブリッシャーさんはマルチプラットフォームが基本方針だ」
と今後『モンスターハンター4』がPS Vitaで発売されることもあり得るとの認識を示していました。
要するにSCEJはカプコンが『モンスターハンター』シリーズの次世代機パートナーに任天堂を選んだことを知らなかったということのようです。