IndustryGamersで、任天堂がWii Uのハードウェアアーキテクチャの開発に苦しんでいることを伝えていました。E3で大々的にWii後継機として発表され、ソニーやマイクロソフトを焦らせ次世代機開発スケジュールを前倒しさせているかのように見えたWii Uですが、実際に焦っていたのは任天堂だったのかもしれません。
最近では3DSの拡張スライドパットの存在を最初に伝えるなどインサイダー情報リークに定評のあるフランスのサイト01.netが以下の内容を伝えています。
- ・任天堂はWii Uアーキテクチャで結果が出ない状態のまま無理矢理開発を急いでいる
・目玉機能であるWii Uコントローラーでのワイヤレス機能やストリーミング機能が未だきちんと動作していないため、開発は有線で繋げて行われている。
・ハードウェア製造コストを下げなければならないためメインチップセットが安物になっている
これらの話が本当であれば、任天堂は「急いては事を仕損じる」状態のまま破滅への道を着々と歩んでしまう可能性があります。開発に携わるスタッフは見えない進捗状況に失望の念を抱きつつ日々のソフトウェアアップデートへの対応に明け暮れる毎日で、最終的には広げた大風呂敷に失望するユーザーが増える結果になりかねません。
開発陣はWii Uを2012年6月発売目標で取り組んでいるそうですが、開発の進捗状況が上記のように思わしくないため任天堂はWii U発売を2012年9月、ないしは年末商戦をターゲットにもっと遅らせざるを得ないかもしれません。
任天堂はWii U発表の時期を誤ったと後に言われることになりかねない状況のようです。