gooランキングで、ニンテンドー3DSの購入を見送った理由ランキングが掲載されていました。
ゲーム販売店に行くと多分誰でも気が付きますが、3DSは思った程売れてる印象がありません。第一、売り場がDSとの並びになっているだけで注目されているというオーラが感じられません。(店舗によって違うと思いますが)
DS/DSiが爆発的に売れたので、買い替え需要だけでもかなりの販売台数が見込めるはずですが、実際に売れていないということは「買わない」理由が存在するのです。
多分3DSの詳細が発表された直後から誰もが思ったであろう「購入を見送った理由ランキング」の当然結果一位は「高いから」でした。
最近ではほぼ新品同様の中古で1万円台のものも見かけるようになった
以下がそのランキングです。
1位 価格が高い/値下がり待ち
2位 ニンテンドーDS/DSiで満足している
3位 目にかかる負荷が心配
4位 画面酔いを起しそうだから
5位 同時発売のソフトが少なかった
6位 欲しいソフトが発売されてから買う
7位 携帯電話やスマートフォンのゲームで満足している
8位 PSP(ソニー製、「プレイステーション・ポータブル」)で満足している
9位 バッテリーの持ちが悪そう
10位 重くて持ち歩く気にならない
ちなみに11位以下はこうなっています。GBAカセットって…
11位 GBA(ゲームボーイアドバンス)のカセットが使えない
12位 本体カラーに欲しい色が無い
13位 GB(ゲームボーイ)のカセットが使えない
14位 NGP(ソニー製、新型PSP「Next Generation Portable」)のために貯金しておく
15位 液晶を大型化したバージョンを待ちたい
16位 ニンテンドーDSiポイントが移行できない
17位 ボタン類が使いにくそう
18位 バーチャルコンソールにファミコンが無い
19位 DS用ソフトの拡大表示が見にくい
20位 友達が買わないので買うまで待つ
25,000は任天堂の現行ゲーム機の中で飛び抜けて最も高額商品ですからね。分かります。
もし20,000円を切っていたらもっと売れていたかもしれません。
現在は新品価格もかなり下がっていて、アマゾンでも新品が23,000円を切っています。
3DSは発売当初のプレミアム価格でのオークション相場(ただし発売初日から定価割れや売れないなどで崩壊)だった頃からまだ3ヶ月しか経過していないことを考えると驚く程価格が下落しています。
メディアクリエイトの販売ランキングを見ても、もうNGP(PS Vita?)が公開されモデル末期のPSPに販売台数で勝てない状況です。
ハードウェア販売ランキング(2011年5月16日~5月22日)
機種 | 販売台数 |
---|---|
PSP | 30,463 |
3DS | 17,240 |
PS3 | 12,935 |
Wii | 6,269 |
DSi LL | 5,176 |
DSi | 4,938 |
Xbox 360 | 2,186 |
PS2 | 1,129 |
DS Lite | 158 |
PSP go | 65 |
実はPSPに勝てない状況はかなり前から続いています。
gooランキングで、価格が高いからきっとまた行われるであろう値下げを待つという意見がトップということは、値段が安ければ買うというユーザー予備軍が沢山いたということです。
ただ、私は価格だけの問題ではないと思います。
DSLiteが脳トレブームの頃、本体の入手が非常に困難な時期がありました。私がDSを購入したのはその「脳トレ」がやりたかったからで、当然DSと「脳トレ」を一緒に購入しました。
3DSの時には、人気殺到で購入できない可能性を考えて定価ではありましたがアマゾンで予約して購入しました。一方、本来同時に購入すべきソフトはプレイしたいと思うものがなかったため仕方なく(だって、3D体験したいじゃない?せっかく買ったのなら)nintendogs チワワ&フレンズ
ただ、せっかく購入はしたもののゲームでの3Dの具合を確認しただけの理由購入したのでその後は押入行きです。今でも購入初日にプレイしたのが最後です。欲しいゲームではなかったからやる気がしなかったんですね。
おそらく同じ気持ちで仕方なく3DS発売時にあまり気が乗らないゲームを買ってみたという方が沢山いるのではないかと思います。
つまり、本体価格が高くても「このゲームがやりたいから3DS買う!」という状況さえ生み出せれば3DSはかなり売れることになったはずです。
失敗作というほど3DSの売れ行きは悪くありませんが、発売数ヶ月で既に値下げを期待する声が上がっていることを任天堂はもう少し真摯に受け止めてほしいものです。