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‘Anonymous’のソニー攻撃「地獄はこれからだ」

PS3NEWSで、PlayStation LifeStyle(‘Anonymous’のソニーに対する行動をいち早く注目してサイトで伝えていた)のSebastian Moss氏が、Geohot氏らを訴えたソニーへの対抗との名目でサーバー攻撃を続けるハッカー集団’Anonymous’がIRCチャットで「話がしたい」と名指しされていたことがきっかけでIRCチャットへの参加を許可され話を聞いた内容としてソニーに対し「地獄はこれからだ」と語っていたことを伝えていました。

‘Anonymous’を名乗る集団の素性を調べてみると、昨年秋にMasterCardとVISAのウェブサイトをダウンさせるなど、過去にも企業に対して同様の行為をしていたことが分かりました。
CNETによると、WikiLeaks支持者グループでもあるAnonymousはハッカーのグループではなく普通のインターネット市民であり、活動動機は、日々目撃する小規模および大規模な不当な扱いにうんざりしているという集合の意識だということです。

‘Anonymous’はYoutubeビデオで”プレスリリース”と称してソニーへの声明を発表しています。
httpv://www.youtube.com/watch?v=2Tm7UKo4IBc
Geohot氏のPS3 Jailbreakを発表してからのいきさつを人口音声で語った後にソニーに対し3つの要求をしています。
1. ソニーはエンドユーザーに対しPS3の改造を認め、ファームウェアアップデート3.21公開以前の状態に戻すこと
2. ソニーはエンドユーザーが購入し所有した製品に対して法的措置を企てる行為を中止すること
3. ソニーは収集したIPアドレスを元に訴訟を起こすことをやめること
PSNへのDDOS攻撃によりログインすると80710D36エラーが出るなどユーザーにも影響が出ていたそうですが、現在はPSNへの攻撃は良い手段ではないためユーザーへの影響がない方法が見つかるまで攻撃は中止すると声明を出しているようです。

‘Anonymous’は言論の自由は認めているため、先のSebastian Moss氏が所属する言論メディアに何を書かれようが一切攻撃ターゲットにはしないそうです。ユーザーから自由を奪う企業、機関に対してサーバー攻撃をしかけていることになり、インターネット時代の石川五右衛門的庶民の味方と見ることもできそうですが、目的に例え正義が存在したとしてもサーバー攻撃に正当性は認められません。脅迫とほぼ同義である行動に疑問を感じずにはいられません。

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