で、『ニンテンドーDSiを購入する?しない?』というアンケートを取り、その結果を発表していました。
発売日を前にして需要過多で価格高騰する理由を理論的に説明出来る結果が出ています。
早速アンケート結果を見てみましょう。
Q DSiを購入しますか?
すぐに買う 3.6%
しばらく様子をみてから買う 29.4%
買わない 40.7%
決めてない 26.2%
Q「White」と「Black」どちらを購入しますか?
「White」45.9%
「Black」53.4%
無回答 0.7%
DSiスーパーオークションで、落札価格が高くなる傾向があったため黒の方が人気がありそうと予想しましたが裏付けが取れた形です。
以前PSPが国内累計販売台数1000万台突破のニュースをお伝えした時点で、DSの同販売台数は2313万5000台でした。
アンケートに答えているのはサイトの読者ですから、ゲームに興味のある層=DS所有層と勝手に仮定します。日本人口を母数にするより遥かに現実的です。本来任天堂が狙っている、まだ持っていない購入予備軍いれるともっと多いでしょうが、DS所有層がDSiを購入検討していることにして、少なめに見積もった母数を元に推測します。
まもすけのように一人で複数台所有するあんぽんたんはそんなにいないでしょうから無視します。
現時点でDSi購入に殺到しているのは3.6%ですから、
23,135,000 × 0.036 =832,860
少なく見積っても、およそ80万人が購入行動に出ていることになります。
これに対し、任天堂の発売時の出荷台数は30万台です。
もう分かりますね。不足分だけで50万台分あるのです。購入希望層の2/3弱が発売日に買えない訳です。
DSliteの時に、プレミア価格でも商売が成り立つことは証明されていますから、余分に10,000円〜15,000円もの法外な価格加算がされるのです。
人の欲望につけこむような悪徳商売に乗せられてはいけません。すべてのDSiの、任天堂からの卸し価格は常に一定です。そこにプレミア価格は存在していません。
ちなみに様子を見てから買う層は
23,135,000 × 0.294 =6,801,690
680万台さらに売れそうです。
ここまでの数字だけで760万台が日本だけでの販売台数になります。
仮に毎週30万台の出荷量だとしても、購入希望層に行き渡るには25週強、つまり半年はかかります。
価格高騰祭りは年内には絶対終わりません。
そもそも年内出荷台数は多くて150万台とかいわれていますから。
人気があると報道されて評判がいいと、購入迷っている層は買う方にシフトしてきます。下手すると来年一杯DSiを入手しづらい時期が続くかも。
ちなみに最近DSiの予約状況調査のため店頭をまわってますが、現行のDSliteが新品も中古も在庫が切れているところばかりです。
任天堂がアップルよろしく、在庫薄戦略で人気をあおっている気がしてなりません。