ソニーのスーパーファミコン互換機 海外オークションに出品

GoNintendoで、ソニー製のスーパーファミコン互換機 SNES PlayStationのプロトタイプがオークションに出品されていることを伝えていました。

snes-playstation

SNES PlayStationはかつてソニーが任天堂と提携して開発していたCD-ROM搭載のスーパーファミコン互換機で、実際には販売されることはありませんでした。その後のソニーPlayStationに繋がる、ゲーム機の歴史的にはその存在は非常に重要だったことは明らかです。実用性は皆無ですか価値は高いというものです。

SNES PlayStationについては、過去にいくつか記事を書いているので興味がある方はご一読下さい。

今振り返ると歴史に納得 幻のニンテンドー プレイステーション
ソニー製スーパーファミコン互換機はスーパーFXチップビルトインのはずだった

このSNES PlayStationが手に入るかもしれないチャンスが巡ってきました。なんと、海外のオークションにSNES PlayStationが出品されているのです。

オークションの説明文によると、このSNES PlayStationはソニー・コンピュータ・エンタテインメントの創設者であり初代社長のOlaf Olafsson氏が所有していたもので、Olaf Olafsson氏がSCEを辞めてAdvantaに入り、その後Time Warnerに移ったときにAdvantaに残してきたもの、となっています。Advantaは倒産し、オフィスにあるものをオークションで売却しようとした中にSNES PlayStationかあったと書かれているので、まさに「今振り返ると歴史に納得 幻のニンテンドー プレイステーション 」の記事に出てきたSNES PlayStationそのもののようです。

オークションはHeritage Auctionsで開催されています。

オークションは3月6日まで行われますが、2月14日の23時時点での入札価格は360,000ドルで、日本円だと3950万円程度です。17時に見たときは310,000ドル(3400万円強)でしたので、ドンドン値が上がっています。もう興味本位で手が出せる価格ではありません。

[2月16日追記]
入札価格がなぜか350,000ドルに下がってますね…

PlayStationLifeStyleによると、350,000ドルで入札しているのはOculus VRの創設者の一人であるPalmer Luckey氏で、SNES PlayStationの入手に大金を用意している理由について「私は世界で最も多くのゲーム機をコレクションしているんですよ。ビデオゲームの歴史をデジタル化して保存すべく活動しています。」と語っています。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする