Gateway 3DS 次回アップデートで10.3とARM9LoaderHaxに対応

Gateway 3DSチームが、ニンテンドー3DS向けFlashcart Gateway 3DSの次回アップデートで10.3とARM9LoaderHaxをサポートすると発表していました。(strafさん、3dserさん情報ありがとね)

アップデートの詳細については触れられていませんが、まず10.3に対応することで10.3の3DSで直接Gateway 3DSを起動することができるようになります。9.2までしか対応していなかったGateway 3DSは今までは10.3から9.2へダウングレードすることで”間接的に10.3対応”と言えなくはない状態ではありましたが、今回の内容は大きな進歩と呼べるでしょう。

ARM9LoaderHaxについては、原文ではA9Hax supportと書いてあるだけで具体的なことには触れられていません。

ARM9LoaderHaxはnew3DSの9.6以降に存在するもので、起動時にARM9コードを実行できてしまうという脆弱性です。ARM9LoaderHaxを使えば3DSのBootROMにペイロードを直接書き込むことも可能です。

10.3サポートとARM9LoaderHaxサポートは個別に開発されているようで、同時にリリースするには時間がかかってしまうため個別に順次リリースする予定だそうです。現在はテスター(Gateway 3DSチームはベータテスターではなくあるファテスターと呼んでいます)によるテストが行われている最中ですが、テストはアルファ版ということになるのでリリースまでには若干時間がまだ必要かもしれません。

特筆すべきは、この10.3とARM9LoaderHaxサポートが3年前に発売された初期型Gateway 3DSでも利用できるという点です。任天堂の対策により陳腐化しやすいFlashcartにおいては珍しいケースだと思います。

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『Gateway 3DS 次回アップデートで10.3とARM9LoaderHaxに対応』へのコメント

  1. 名前:173210 投稿日:2016/03/30(水) 11:03:35 ID:343b0a2e0 返信

    arm9loaderhaxが書き込むのはbootromではないです。
    bootromはSoC (CPU) に直接書き込まれているもので、書き込み不可能です。
    bootromはNANDからコードを読み込み、それを実行します。そのNAND上にあるコードを書き換えたのがarm9loaderhaxです。
    PC/ATと対応させてみると、bootromはBIOS、NAND上にあるコードはMBR内のブートストラップに対応します。ただし、最近のPCとは違ってbootromは書き換え不可能です。

    今回重要なのは10.3のARM9 exploitが来るってことですね。Gateway 3DSは(私の知る限りでは)ntrcardhaxを発動させる能力がないので、新規のexploitでしょう。またまたYifan氏の解析待ちか。

  2. 名前:LLK 投稿日:2016/03/30(水) 19:51:25 ID:1cc83d52c 返信

    今更10.3か・・・最新のバージョンに対応出来ないものかなー

  3. 名前:名無し 投稿日:2016/04/01(金) 01:52:25 ID:14e7cd398 返信

    Gatewayは昔と違ってソフトウェア改造した上でしかゲームを実行できませんからね…

    実際最初のハックこそgatewayからだけどもはやgatewayは後出し….

  4. 名前:D 投稿日:2016/04/01(金) 20:00:28 ID:7a0d4a213 返信

    .3dsで作成したセーブデータが.3dzに変換すると破損扱いになります。
    対処方法ありますか?