Geohot一覧

ゲーム最新情報 2011年4月14日のニュース

●JailbreakSceneで、Geohot氏の弁護士Yasha Heidari氏が和解内容についてGeohot氏が認めたのはいかなるソニー製品に対しても不正アクセスを法の範囲外で行わないことやSCEAやその関連会社による使用許諾契約や使用条件の範囲外で行わないという内容であってGeohot氏がそれに同意したかどうかも関係ない、と語ると共にわずか21歳の若者が巨大企業に一人で挑んだことは賞賛に値するとコメントしたことを伝えていました。

●JailbreakSceneで、Superchunk氏がPS3のHomebrewやチュートリアルをダウンロードするためのWindows用ユーティリティーUltra PS3 Hack Toolをリリースしたことを伝えていました。

●PS3Crunchで、Geohot氏が法廷闘争のためPS3シーンを去った後も精力的にOtherOS復活に向けて活動していたgraf_chokolo氏について新たな保全処分が発動されたといってまたソニーがgraf_chokolo氏宅にやってきてPCやPS3などを押収していったことを伝えていました。graf_chokolo氏曰く、「ソニーはどうしてもPS3にOtherOSを復活させたくないようだ」とコメントすると共に、消されてしまう前にGITレポジトリからのソースコードのミラーを呼びかけています。ただ、主義主張を貫くのは簡単なことじゃないなという弱気な発言も…graf_chokolo氏これから弁護士に相談するそうです。(hogeさん情報ありがとね)

●wololo.netで、wololo氏が6.20TNを開発したTotal_Noobへのインタビューを掲載していました。Total_Noob氏は現在15歳ですが、最初にPSPシーンに名前が出てきた頃は13歳前後だったことになります。彼が発見したカーネルexploitは2年程前にGENチームのYoshihiro氏からutility.prxに脆弱性があるよと聞いたことに端を発し探し始めたそうです。また6.20TN-Eも既に完成しており、以下の機能が盛り込まれているそうです。

    ・オンスクリーンキーボードでの文字限界数を増加(インターネットブラウザは512文字までだがこれをパッチで1518文字に拡大)
    ・起動時のパスワード制御追加
    ・UMDパッチ追加(umd4hombrewは不要)
    ・usbdevice追加
    ・PSOneエミュレータのマルチディスクサポート
    ・HENのEBOOTをゲームメニューで非表示を可能に
    ・version.txtの表示に対応
    ・kubridge libraryに関数を追加
    サプライズ追加

現在exploitとは言えないものの6.37の関数に脆弱性があることは発見しているので、TN-Eリリース後に調べてみるそうです。

●ツイッターで、neur0n氏が非対策基板PSP-2000用のカスタムファームウェアを先日リリースされたOFW6.38に移植したCFW 6.38 Minimum Edition(6.38ME)をリリースしていました。インストールはCFWまたはHENから行うそうです。(hiramatsuさん情報ありがとね)
1. アーカイブのアップデートフォルダをms0:/PSP/GAME/にコピー
2. 公式アップデータ6.38のEBOOT.PBPを638.PBPにリネームしてms0:/PSP/GAME/UPDATE/638.PBPへコピー
3. XMBからインストーラー起動

●きまぐれblogで、takka氏がiso_tool 1.972の追加ファイルを公開していました。CFW専用版にmake_fake_np_data.scrの同梱をしていなかったとのことで今回追加ファイルとして公開したそうです。

●MCVで、アメリカの調査会社Lazard Capital MarketsによるとSCEAから確認した話としてNGP(PSP2)は北米市場では2011年中に発売されると伝えていました。イギリスおよびヨーロッパを含むその他の地域については明らかになっていないそうです。

●VirtuousFlame氏が、自身のブログで次にリリースするCFW 6.20/6.35PRO-B5についての内容を掲載していました。主にはPRO-B4のバグ修正ですが、他にも以下の変更が予定されているそうです。
・パタポンが新UMDドライバーInfernoで実行可能(パタポン3のこと?)
・version.txtとWindowsの改行との互換性を向上
・6.20PROでUSB充電に対応
新機能としてISOフォルダに直接?ダウンロードして(単にPCでダウンロードする話かもしれない)実行できるブラウザを用意しているようです。

●Engadgetで、ソニー・エリクソンが近く公開すると発表していたスマートフォンXperiaシリーズのbootloaderをアンロックするツール(ゲーム最新情報 2011年4月6日のニュース参照)がAndroid bootloaderのアンロックサービスとして公開されたことを伝えていました。ウェブサイトでIMEI番号と氏名、メールアドレスを入力してアンロックコードを入手、Android SDKを使って作業をするようです。使いたいカスタムROMはもう決まってるよ、とさらっと言えるくらいの知識がないユーザーには向かないツールです。

●GBAtempフォーラムで、XFlak氏が任天堂Wiiに必要な純正系ハック系のファイルを自動でダウンロードしSDカードに保存しておくことができるPCユーティリティModMii 4.5.3をリリースしていました。switch2uneekとマルチエミュレートNANDのサポート、エミュレートNANDにHomebrew Filterをチャンネルとしてインストールするオプション追加などが変更点です。

●WiiBREWで、Red Squirrel氏がWiiのタイトル削除をするためのユーティリティAnyTitle Deleter MOD 7.1をリリースしたことを伝えていました。database.txtからタイトル名を入手する機能をリクエストに応えて復活させたそうです。

●Maxconsoleが、海外で多数報告が寄せられているニンテンドー3DSが突然クラッシュする問題について任天堂は新しいファームウェアにするよう呼びかけているが、最新の1.1.0-1Eにしてもクラッシュは発生するようだと伝えていました。

●Team Jungleが、Xbox360ドライブのフラッシュメモリを書き換えることができるユーティリティJungleFlasher 0.1.82(234)をリリースしていました。エラー修正のためのマイナーアップデートのようです。

●Destructoidで、Geohot氏がソニーと和解したためソニーへの(嫌がらせに近い)攻撃の大義名分を失ったはずのAnonymousは納得しないとして引き続きソニー製品のボイコット運動を継続し、過去最大の攻撃をソニーに対して加えるとの声明を発表したことを伝えていました。
「法的な戦いは終結したが、我々の戦いはまだ始まったばかりだ」君達こそ法廷で争いなさい。
各メディアに出演し、自らの主張を法廷で展開し和解に至ったGeohot氏と、身分を明かさずインターネットで「Anonymous(匿名)」を名乗り過激な活動を繰り返し一般ユーザーにも迷惑をかけ難癖つけて自らを正当化する動機をでっち上げるなんちゃってテロリストは、どちらがまっとうな戦い方なのかは一目瞭然です。彼らは戦いに挑むに当たってはマスクをつける流儀のようです。
httpv://www.youtube.com/watch?v=HsiWUC2S1nw


ゲーム最新情報 2011年4月12日のニュース

●米PlayStation公式ブログで、裁判で争っていたGeohot氏と和解が成立したと発表していました。SCEAはソニーの知的所有権と消費者の利益が守られたとしています。Geohot氏はユーザーがトラブルに巻き込まれたり違法コピー起動が簡単にできるようになったりというのは本意ではなく、その訴えが認められたのは喜ばしいことだとした上で、ハッキングに関わる情報公開についての恒久的な差し止め命令に同意したそうです。
一方、Geohot氏はブログで「今日(4月11日)からソニー製品のボイコット(不買運動)に参加する。みんなも強力してほしい。既に購入したソニー製品は返品を」とだけコメントしています。GamersMintによるとGeohot氏は和解したのはOtherOSに関することと、OtherOS削除をPlayStation blog で謝罪するという話で、自分が持つPS3ファームウェアを復号するための正当な(違法ではない)知識との交換で済むなら喜んで応じるとコメントしたと伝えています。どうも和解内容について公表することも内容について論ずることも禁止されているらしく、寄付をしてGeohot氏をサポートした人達には後味が悪い内容となっていますが、Geohot氏は次回ブログで寄付してくれた人達に感謝の意を述べると話しているそうです。
【追記】
Eurogamerで、Wedbush MorganのアナリストMichael Pachter氏(元弁護士だそうです)が恒久的な差し止め命令を認めたということはGeohot氏がもう金輪際ハッキングコミュニティに対して何も公開できないことになり、他のハッカーに対しても訴える姿勢を見せたかったソニーの実質的な勝訴だとコメントしたことを伝えていました。悪しき前例と言われても確かに仕方がありません。

●CVGで、ソニーエリクソンUKのマーケティング担当責任者のDavid Hilton氏が今後数ヶ月の間にXperia Play専用タイトル(十字キーを使うことでXperia Playで快適にプレイできるタイトル)を市場に投入する計画をしていることを伝えていました。Xperia Playの購入意欲をかき立てるゲームで積極的にXperia Playを選んでもらい、将来的にはそのゲームをXbox 360など他のゲーム機へ移植しオンラインマルチプレイ環境構築を目論んでいるようです。わざわざPS3ではなくXboxに減給していることからマイクロソフトユーザーの取り込みを図る計画なのでしょうか。

●PS3Newsで、PS3のウェブブラウザにGoogle Chromeが登場するかもしれないと伝えていました。Webkitのソースコードにそれらしい記述があったようです。

●PlayStation公式サイトで、システムソフトウェア バージョン6.38が公開されていました。(なのさん、c0brazさん(COBRAさん?)情報ありがとね。)
更新内容は
システムソフトウェアにおいて、動作の安定性を改善しました。
となっていますので何らかの対策がなされたようです。
neur0n氏によると、
・6.37と6.38はほどんど変わらない
・MEをそのまま移植しても動く
・ブラックリストも変化なさそう
・署名したHomebrew動作
・FWの復号キーの変化なさそう
・PSPの公式PS1エミュレータ更新
となっており、何の対策なのかが不明です。

●JailbreakSceneで、PS3のオープンソースSDK であるPSL1GHTがversion 1と2が統合される形でアップデートされたことを伝えていました。ps3toolchain もアップデートされたそうです。

●JailbreakSceneで、Si1entDevというユーザーがPS3の models: CECHA00, A01, CECHG, CECHC02, C03, C04, C08, CECHE01, E05, E11各モデルとPS3のブルーレイドライブ、PSP-2000のTA-085基板の青刷り流出マニュアルを公開していたことを伝えていました。知識と難易度が高い半田付け技術と二台のPS3があればPS3のファームウェアv3.60 (または3.56)のバックも可能だそうです。

●Xbox-sceneで、マイクロソフトが現在プレビュープログラムを実施中の新ディスクフォーマット採用のための新ダッシュボードアップデートはDVDドライブ(現時点で分かっているのはXbox 360 Fat/SlimのLiteOnおよびBenQ)のファームウェアを書き換えて新しく違法コピー対策(AP2.5)を変更していると伝えていました。対象となっているダッシュボードはXbox LIVEでアップデートする13141/13142と新ディスクからアップデートする13140だそうです。


‘Anonymous’のソニー攻撃「地獄はこれからだ」

PS3NEWSで、PlayStation LifeStyle(‘Anonymous’のソニーに対する行動をいち早く注目してサイトで伝えていた)のSebastian Moss氏が、Geohot氏らを訴えたソニーへの対抗との名目でサーバー攻撃を続けるハッカー集団’Anonymous’がIRCチャットで「話がしたい」と名指しされていたことがきっかけでIRCチャットへの参加を許可され話を聞いた内容としてソニーに対し「地獄はこれからだ」と語っていたことを伝えていました。
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