光学ドライブエミュレータ WiikeÜ 発売へ

Maxconsoleで、WiiKeyチームがニンテンドーWii U向けの光学ドライブエミュレータWiikeÜの発売が確定し、近く予約受付が開始されることを伝えていました。

WiikeÜという言葉が登場するのは非常に久しぶりです。ニンテンドーWii Uでバックアップ起動が可能になるという光学ドライブエミュレータ WiikeÜを過去記事を元にまとめてみました。

1年前に突如発表されたWiikeÜ

Wiikeyチームが、公式サイトで外付けUSBドライブからWii Uのバックアップ起動ができる光学ドライブエミュレーター”WiikeÜ”を発表したのは昨年の4月末です。ほぼ1年前ですね。

「WiikeÜ」の機能は以下と当時発表されていました。

* USBドライブからのWii U並びにWiiのバックアップゲーム起動
* Wii Uの全モデル、全リージョン対応
* ユーザーフレンドリーで直感的に操作可能なインターフェイス
* ハンダ付け不要
* マルチランゲージサポート
* EXT4/3/2やMax OS X、NTFSといった一般的なファイルシステムのサポート
* パワフルなLinuxシステム
* ハイスピードUSB 2.0システム
* USB経由でファームウェアアップデート可能なFPGAをシステムに統合
* リカバリーモード – Flashメモリー破損でも常時復旧可能
* スタイリッシュなUSBリモコンと電源供給可能な充電機能付きUSBハブ
* 堅牢な高品質ハードウェア(中国製ではありません!)

WiikeyチームはWiiのMODチップWiikeyをはじめXbox 360の光学ドライブミュレータX360keyやPS3の光学ドライブエミュレーター3K3yも開発した実績があったため大きなニュースになりました。Wii U発売後半年のことでした。

任天堂はWii Uのセキュリティに自信

Wiikeyチームの光学ドライブエミュレータ発表について任天堂はWii Uのセキュリティに自信を見せ、Wiikeyチームのハッキングを不可能だと否定しました。一方でWiikeyチームは、データの復号ができていることを臭わせるデータを公表し、任天堂を牽制しました。

その後進展なく…

WiikeÜ発表から2ヶ月半が経過しても大きな進展はありませんでしたが、ちょうどそのころ、Wiikeyチームはハードウェアを開発中だが、部品調達待ちであることを発表していました。

その後しばらく進展がないまま、今日に至りました。

発売後半年あまりで最新ハードウェアの暗号化アルゴリズムが掌握されるのは何らかの情報の流出があったのではないかとこのとき私はお伝えしました。

突然予約開始を宣言

WiiKeyチームはXbox 360のX360keyの情報を主に伝えていたFacebookで突如WiikeÜの予約を近く受け付けると公表しました。それ以上の情報は特にはありませんが、発売が確定したことだけは伝えています。価格や具体的な発売日等の情報はありません。

「ここのところ色々あったおかげでWiikeÜの発売が確実になった」

WiiKeyチームはこのように述べ何かしらの変化があったおかげでWiikeÜ発売にメドがついたことを示唆しています。

シーンの反撃

PS3NEWSによると、PoWeRUpチームから突如ニンテンドー Wii Uの公式開発キットであるNintendo Wii U SDK / Cafe SDK 1.7 WiiUとGame Title Keyが流出されていたようです。

もちろん偶然の流出ではないようです。PoWeRUpチームによると
「金儲けに使われることは認めない、コミュニティへ無償で配布する」
としていることから、PoWeRUpチームが明らかに故意に流出させたもののようです。

どうやら文脈からWiiKeyチームの言う「ここのところ色々あったおかげ」というのがSDK(開発キット)の流出のようです。

PS3NEWSにはSDKのダウンロードリンクがありませんでしたので詳細は分かりません。しかしWii Uのバックアップ起動には光学ドライブエミュレータのような特殊なハードウェアは実は不要だとしていることから。今後コミュニティで何らかのWii Uバックアップ起動の情報が出てくる可能性がありそうです。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする