TN-V対策ようやく PlayStation Vita システムソフトウェア バージョン3.10 機能充実も

SCEJAが、PlayStation Vita システムソフトウェア バージョン3.10 アップデートをリリースしていました。

3.10のビルド日は2014年3月18日です。前バージョンであるバージョン3.01から3ヶ月半も経過しているどころか、CEF 6.60 TN-V4公開、つまりカーネルexploit公開からも3ヶ月強経過しています。

3.10では当然の如くTN-Vのカーネルexloitが対策されました。

カーネルexploitだけでなく、前回同様未公開exploitもいくつか対策されてしまっていたようです。

今までのソニーならカーネルexploitが公開されたら速やかに対応していたはずですが、今回はなかなか対策ファームウェアが出てこなかったのでカーネルexploitを使ったTN-Vの発動に利用するセーブデータexploitがいくつも公開されてしまいました。そのすべてのセーブデータが3.10で読み込めなくなりました。

本来なら3.02などというバージョンでのカーネルexploit対策のみのアップデートがあってもおかしくありませんでしたが、実際には大型アップデートとの抱き合わせによる対策公開になりました。

公式発表での3.10の変更点は以下のようになっています。かなり大掛かりな変更内容ですので細かいところは公式サイトを見ていただくとして、簡単にまとめると以下のような感じです。

・PS Vita TVでPlayStation Mobile規格ソフトウェアサポート
・ボイスメッセージを送受信できるようになりました。
・カレンダー機能追加(Googleカレンダーを同期可能)
・LiveAreaでのメモリーカードのコンテンツ管理
・ホーム画面に表示できるアプリケーションのアイコンが最大500個に(フォルダー内のアイコンも含む)
・PS Vita TVのDUALSHOCK 4対応
・PocketStationに関する機能強化
・ペアレンタルコントロールの強化
・ビデオコンテンツリストのサイズによるソート機能
・PS VitaでのBluetoothキーボードのサポート

機能的にはかなり魅力的です。個人的にはスマートフォンで活用しているGoogleカレンダー同期機能がVitaでも実現できることは3.10へアップデートしてしまう動機にもなり得ます。アプリケーション数が500(そんなに要りませんが)も魅力的です。

なお、psp2-updatelist.xmlから分かることは以下です。

ビルド日は2014年3月18日
level0_system_version=”01.600.000″
level1_system_version=”03.100.000″
level2_system_version=”03.100.000″
map=”01.800.000″

level1_systemからバージョンが上がっています。

The Z氏によると、CMA(コンテンツ管理アシスタント)もアップデートされたけれどその最新のCMAをベースにしたOpenCMA r5は動作するそうですので、その辺りに関しての心配はなさそうです。

Total_Noob氏が引退した今となっては今後の動きは読めませんが、当面VHBLの流れが再び出てくると思います。いつまでもPSPエミュレータだけに留まっても今までと同じことの繰り返しにしかなりませんが…

最後に、PS VitaのePSPで動作するexploitをお持ちの方々の発言を紹介しておきますね。

Patchouli氏

PSVITA FW 3.10 にて 私のセーブデータexploit 2個の消滅を確認しました。 1個は家庭教師ヒットマンリボーンバトルアリーナー2です。 もう一個は名前を一応伏せさせていただきます。

Eruka氏

把握してるVHBLを動かせるexploitは全て生きてた。

173210氏

PS Vitaに3.10来たことだし、Exploit公開するか。

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『TN-V対策ようやく PlayStation Vita システムソフトウェア バージョン3.10 機能充実も』へのコメント

  1. 名前:るりるり 投稿日:2014/03/27(木) 22:46:56 ID:623727a2a 返信

    プリインストールものも増えてきてますし、plusの無料とかの少ない容量のソフトやアプリを入れていると、100なんかはあっさり超えますしね……