「合法・オープンソース」3DSのHomebrew開発向けCTR Toolkit by PS3Hen(3DSGuy)

Maxconsoleで、PS3Hen(3DSGuy)氏がニンテンドー3DS向けのHomebrew開発ツールCTR Toolkit 2013-08-16をリリースしたことを伝えていました。

ニンテンドー3DSでバックアップゲーム起動が可能になるGateway 3DSが発売されたことにより、今度は3DSでHomebrewを、と考えるコミュニティが動き出しました。

3DSでのHomebrew開発には当然SDK(Software Development Kit:ソフトウェア開発キット)が必要になりますが、リーク以外で入手する手段がない任天堂の公式ツールではなく、誰でも自由に使える”オープンソース”なツールが必要です。

今回公開されたのは、PS3Hen氏(別名:3DSGuy氏)が開発した、3DSのHomebrewのオープンソースSDKであるCTR Toolkitです。

“CTR”は、ニンテンドー3DSを表す型番です。DSが”NTR”でした。CTR Toolkitという名称であることからも分かる通り、ニンテンドー3DS向けの開発ツールキットになります。まだプロトタイプのようですので実際に3DS Homebrewが実現するのはもう少し先になると思われますが、DSの時と同様現状ではFlashcart、つまりGateway 3DSがHomebrew起動には必要になります。

今でこそGateway 3DSしか存在しませんが、今後はクローン含めて他のFlashcartもリリースされると思われます。ところが任天堂の法的措置でFlashcartの販売は違法と決まっていますので、残念ながら入手するのは困難と言わざるを得ません。

個人的にはバックアップ起動しか能がないGateway 3DSに魅力は感じませんでしたが、Homebrew起動となると話は別です。といっても購入するとなると「違法に販売している業者から違法な製品を購入」という犯罪まがいの行動に出るしかないことになります。

本当はFlashcart自体が問題なのではなく違法コピーの流通が問題なのですが、制御が不可能な違法コピーの流通より規制が簡単なFlashcartの方を法的措置で違法と定義されてしまったことがつくづく残念でなりません。

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