「PS4はPS3の後継機ではない」PS3の併売期間はPS2を超えるのか





NowGamerで、ソニーの中東ゼネラルマネージャーであるFisser氏がPS4はPS3の後継機ではないと語ったことを伝えていました。

今までのPlayStationは初代、2、3と後方互換性を確保して進化してきたため、新型機はその都度「後継機」として扱われてきました。

年内に発売されることが発表されているPS4は、今までのモデルチェンジとは異なりPS3との後方互換性は持たないものの(ソニーが買収したGaikaiの技術を利用したストリーミングでPS3のゲームに対応するとされています)、実質的には後継機として扱われるのは当然です。

ところがソニーの営業上の戦略上はそうではなく、PlayStationシリーズのラインナップが増えたという認識で行きたいようです。

Fisser氏はPS4のポジションについて次のように語りました。

「PS4はPlayStationファミリーに加わる製品です。ちょうどPSPとPS Vitaの関係と同じです。PS4で新たなゲーム体験を提供しますよ。」

そして、PS4のことをPS3の「後継機ではありません。」と付け加えました。

これは後方互換を持たないPS4を後継機と位置付けることが営業的にできないという意味と、PS3発売後もPS2が併売されてことから(PS Vitaが発売されてからもPSPが並売されているのと同様です)、同じようにPS4発売後もPS3の販売は継続するというソニーの戦略を暗に示しているものと思われます。

そもそもPS3のライフサイクルは10年とされていますので、2006年に発売されたPS3は少なくとも2016年までは販売が継続される、つまりPS4発売後少なくとも3年間はPS3が併売されるということでしょう。

PS2は今年の1月にようやく生産が中止されましたので、PS3発売後6年強もの長い間生産・販売されました。10年ライフサイクルをPS3が実現した後更に3年間生産・販売されないとPS2のロングライフな寿命記録は抜けませんが、果たして今回はどうなるでしょうか。

ただし、アップデートを放棄してカーネルexploitを放置しているPSP同様、セキュリティの要だった秘密鍵(LV0 key)が流出して万策尽きたPS3もPS4発売の後にPSPと同じ放置の運命をたどると思われます。

また、「年内発売」と発表しているPS4の発売日についてFisser氏は「今年の欧米の年末商戦には、少なくとも一つの地域で発売されますよ。」と、欧州ないしは米国のどちらか、あるいは両方でも年内発売の可能性に言及しました。

欧米諸国で年内発売されるのかが海外では議論されていますが、日本でもそれは同様です。プレスリリースでは

SCEは、今年の年末商戦の発売に向け世界各地で開催されるイベント等を通じ、PS4に関する情報を、ソフトウェアメーカー各社様、世界中のゲーム開発者様およびSCEワールドワイド・スタジオ(SCE WWS)で開発中の魅力的なタイトルとともにお伝えし、「プレイステーション」が実現する豊かなゲーム体験の魅力を訴求してまいります。

と発表されているだけであり、具体的に「日本市場で年末商戦に発売」とは発表されていません。海外で議論されているのと同様、日本が「年内発売」予定の地域に本当に入っているのかは分かりません。

共同通信が配信したPS4発表記事でニュースを配信したメディア(例えばスポニチ)は

ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は20日、家庭用ゲーム機の新型「プレイステーション(PS)4」を今年の年末商戦の時期に発売すると発表した。関係筋によると、日本での発売も含まれる。

と伝えており、その関係筋の情報が正しければ日本ではPS4は年内発売となりますし、更に歴代PlayStationはすべて最初に日本で発売されています。海外メディアはそれを踏まえ、「日本以外でどこが年内発売されるのか」を伝えているのであり、日本では年内発売されるという前提条件でニュースを配信しています。

少なくともソニーはPS4発表に関しては情報を小出しにして期待感を持続してもらう戦略のようですので、今年のE3でもすべてが明らかになることはないと思われます。

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