ソニー PlayStation4ではCellプロセッサと決別か





Kotakuで、PlayStation4はCellプロセッサーを採用しないことを伝えていました。

ゲーム業界筋がKotakuに対して語った内容によると、ソニーの次期据え置きゲーム機PlayStation4ではPlatStation3で採用したソニー自慢のCellプロセッサーまたはその後継チップを使わないことになったようです。

またPS4のGPUにAMDのチップを採用するというForbesの情報と同じく、グラフィックチップをNvidiaから変更するという内容もあったとしています。

Cellはソニー一押しのプロセッサーとして開発され、PS3以外にも複数のデバイスに搭載され、それぞれがリンクすることでより一層のあらゆる相乗効果が期待されていました。

しかしCellプロセッサーはソニーが思い描いていたようには浸透せず、一年早く発売されたXbox 360よりも明らかにパワフルだというほどPS3が存在感を発揮することもありませんでした。逆にゲームクリエーターにとっては(北米で)より人気のあるXbox 360と、開発が難しいとされるPS3の両対応タイトル作成を強いられることになり、Cellプロセッサー自体がデメリットになってしまっていたのです。

ところでソニーはPS4でCellプロセッサーまたはその後継プロセッサーを使わないでどうするつもりなのでしょうか。Kotakuは入手した情報からの推測とした上で、AMDがCPUとGPUの両方をPS4向けに供給すれば、(実際には採用されなかったが)既にMacBook Airなどで採用が検討されていたCPUとGPUを同じチップに統合したAMD Fusionアーキテクチャにするのではないかとしています。そうすることでソニーは開発者に対してAMD FusionアーキテクチャであるAMD Llanoチップなどを使い「PS4のアーキテクチャで今すぐにでも開発が始められますよ」と提案することができるようになります。

では、開発者サイドはCellプロセッサーでの開発よりもそういった形での開発の方が良いと考えているのでしょうか。

ゲームの歴史上でもWolfenstein 3D、Doom、Quakeなどを開発しベストプログラマーに数えられるid SoftwareのJohn Carmack氏はPC Perspectiveのインタビューの中で「それは始めから分かり切っていること」と明言しました。やはり開発者としてはCellプロセッサーのための開発を負担に感じているようです。

ソニーがPS Vitaでゲーム開発し易さを全面に出したのはPS3での開発の困難さを反省したからのようですが、今後はソフト・ハード両面で開発者フレンドリーな環境を目指しているようです。

ソニーはこの件に関しては噂や憶測の類いには回答しないとコメントを拒否しています。そもそもソニーはPS4の存在自体を今は否定していますが、徐々にPS4に関する情報が漏れ聞こえだしてきているところを見ると必ずしもソニーの言葉を額面通り受け取れません。

コードネームDurangoというXbox 360の後継機はマイクロソフトが今年のE3での発表を否定していますが、2013年には発売されるという線が濃厚のようです。PS4は現状Durangoよりも遅れて発売される見通しですが、PS4にチップセットが既に実存しているとするならばPS4タイトル開発は思った以上に早く進むのかもしれません。

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