PSNコンテンツの機器認証台数5台から2台へ

SCEJが、2011年11月18日(金)にPlayStation Networkのメンテナンスを実施した後にPSNで購入したコンテンツの機器認証台数を最大2台に減らすことを発表していました。

PS3およびPSPでPSN経由で購入したコンテンツは、機器認証を行うことで最大5台までの機器でプレイすることが今までは可能でした。これは例えばPSPでPSNタイトルを購入した場合、機器認証を行えば残り4台まで同じコンテンツをプレイすることが可能ということを意味します。

PSPの場合PSN版タイトルはUMD版より若干安いだけでPSPを1台だけしか所有していないとPSN版を購入するのは割高感がありますが、複数台PSPを所有しているならば台数分UMD版を購入するより結果的には安い(一人で複数台PSP持っていて全部に同じソフトを入れる人はほとんどいないと思いますが…)というのが唯一PSN版のいいところでした。

我が家ではPS3をステーションにしてPSNコンテンツはすべてPS3でダウンロードし、PSPをPS3につないで機器認証しUSB経由で(最大4台のPSPへ)コピーするという管理の仕方をしていました。認証台数が2台までとなると、いままでどのPSPを繋いでもかまわなかったのが、きちんと把握しておかないとできないことになり、更にはUMD版を買ってプレイし終わったら中古として売却したほうがましだと言うことになります。

実際の機器認証変更について、公式サイトでは以下のように書かれています。現時点で5台まで機器認証できるものまでいきなり2台に減らされるという話ではなく、2011年11月18日にPSNメンテナンスを行い、そのメンテナンス明けを境にしてそれ以降に購入したコンテンツに適用され、過去に遡っての適用ではないとしています。

■2011年11月18日(金)に実施されるPlayStation Networkのメンテナンス以前にご購入いただいたゲームコンテンツ
<PS3>機器認証された最大5台のPS3でプレイ可能
<PSP>機器認証された最大5台のPSPでプレイ可能
 
■2011年11月18日(金)に実施されるPlayStation Networkのメンテナンス以降にご購入いただいたゲームコンテンツ
<PS3>機器認証された最大2台のPS3?でプレイ可能
<PSP>機器認証された最大2台のPSPでプレイ可能

 
PSPの機器認証台数には、PSP-1000/2000/3000/goだけでなくPlayStation Vitaも含まれるため、PS VitaでPSPタイトルを購入してもVita以外にあと1台分しか機器認証してインストールできないことになります。

ユーザーの中には5台のPSPないしはPS3(据え置きゲーム機を2台以上持っているユーザーはまれだと思いますが)すべて機器認証していて今後も5台使いたいと考えている場合、11月18日以降に必要になる認証解除の管理が大変そうですが、SCEJではWebサイト上での登録機器の一括解除を行うことができるようにするなど、機器認証に関する利便性の向上を図るとしていますのでどれを解除したどれを登録したと悩まなくても済むことを祈ります。

ユーザーにとってはメリット皆無の今回の仕様変更ですが、SCEJでは「お客様の利便性とコンテンツ提供者の権利保護のバランスを考慮しつつ、より現実に即した制度の見直しを図る」ことが目的だとしています。”お客様の利便性”を損なわないよう1台だけという認証は避けて2台にしたという最低ラインの提供に留まる今回の仕様変更、PSNとの紐付けをより強固にすることで違法コピー対策にもなると思われます。

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